6月6日19時 サントリーホール

指揮:パスカル・ヴェロ
オルガン:梅干野安未

ガーシュウィン:パリのアメリカ人
コープランド:オルガンと管弦楽のための交響曲
コープランド:交響曲第3番

仙台フィルの東京公演のプログラムは、アメリカ作曲家の作品を並べた攻めたプログラムだ
チラシには「仏蘭西から亜米利加」と書かれている、何でフランスなんだと思うが、ガーシュインもコープランドも一時期パリで過ごし、オルガンと管弦楽のための交響曲もパリで作曲されたそうだ
仙台フィルもヴェロも聴くのは初めてだが、どんな演奏を聴かせてくれるのだろう

東京のオケでこうしたプログラムを組んだら集客は望めないだろうが、今回のコンサートは「アイリスオーヤマ・クラシックスペシャル2024」というバックアップもあってか、席もかなり埋まっていた
最初の、パリのアメリカ人、最近聴いた地方オケ総てに言えることだが、仙台フィルも例に漏れず上手い、弦の音は軽い感じがしたが、決して悪い意味でなく、軽やかで弾むような演奏だった、オケは14型

次は滅多に聴く機会が無い、オルガンと管弦楽のための交響曲、実演で聴くのは初めてである
流石に予習して臨んだが、残念ながら良く分からない曲との印象、それを言ってはお終いだが、「はて?オルガンは必要だったのか」

休憩後にコープランドの代表作である交響曲第3番、正直そんなに好きな作品でもないのだが、軽い気持ちで愉しく聴ける作品と思う
今回の演奏では、後半のトロンボーンとティンパニの演奏がしっかりしていて聴きごたえがあった
この3番には複数の改訂があるため、演奏にどの版を使うのかが問題になるが、今日はどの版を使ったのだろうか、パンフレットにその辺の情報が欲しかった