5月22日19時 サントリーホール

指揮:ファビオ・ルイージ
ピアノ:ルドルフ・ブフビンダー

ブラームス/ピアノ協奏曲 第1番 ニ短調 作品15
ニルセン/交響曲 第2番 ロ短調 作品16「4つの気質」

5月のN響定期の締めは、ブラームスとニールセンで、変わった組み合わせかなとも思ったのだが、
調べたら、コロナ明けにブロムシュテットが5番を振った時の前半がブラームスのVn協だったりで、特に珍しい組み合わせでもないのであった
それにしてもN響のB定期、一時は必ず完売していたが、最近は空席が目立つ、来年から曜日もシフトすることだし、どうなることやら

前半は78歳の巨匠ブフビンダーの登場、N響定期には10年以上ぶりの登場だという
そして本日のブラームスだが、自然体の、風格を感じさせる堂々とした演奏であった、前回の定期もルイージとの共演だったそうで、伴奏も好演だった
聴衆からの尊敬が込められた拍手でカーテンコールが繰り返されたがアンコールは無かった

後半はニールセン、実はルイージのニールセンを聴くのは初めてだが、以前デンマークのオケのシェフを務めていたこともあって交響曲全集も出しており、ルイージはニールセンを得意としているようなのだ
最近のN響ルイージの緩急息の合った演奏からも、動きの振れ幅の大きい2番はいい演奏が期待されたのだが、
凄かった、びっくりした、とにかくN響全く傷が無い、すみからすみまで隙のない演奏だった、
間違いなく、こころに残るコンサート級の演奏だった、オケは16型、コンマスは川崎さん