3月9日15時  すみだトリフォニー

指揮:井上道義
メゾ・ソプラノ:林眞暎
合唱:栗友会合唱団(女声)
児童合唱:TOKYO FM 少年合唱団、フレーベル少年合唱団

マーラー:交響曲第3番 ニ短調

マーラーの交響曲の中では演奏機会が少ない3番だが、昨年日フィルが定期で、今年も複数のオケが演奏を予定している、申し合わせたわけでもあるまいが、重なるときは重なるものとつくづく思う
そして、今日は、すみだ平和祈念音楽祭と銘打っているが、実質的には井上さんのラストイヤー公演ということで、井上ファンが錦糸町に集結した
随分久しぶりのすみトリだなと思って調べたら、何と去年6月のデュトワ以来、そりゃ久しぶりと感じるわけだ

さて肝心の演奏について、前回読響で復活を聴いた時は、個人的には不完全燃焼の印象だった、これは退院から日も浅いこともあったと推察する
しかし、今日は素晴らしかった、本人は元気そうに振舞っているが本調子ではないのだろう、だが、かなり復活してきている
オケは1楽章では金管が熱演、6楽章では弦楽が極上の音色を奏でてくれた
メゾ・ソプラノの林眞暎は復活に続く当番、歌唱はもちろん、合唱団の中央でスポットライトを受ける演出も良かった
なお当初予定の池田香織さんは、病気療養ということで心配していたが、復帰に向かっているようで、今月にはリサイタルの予定もあるそうだ
演奏後の聴衆の反応も凄まじく、カーテンコールが繰り返された