2月7日19時 サントリーホール

指揮:アンドレイ・ボレイコ
ピアノ:ブルース・リウ
ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団

ルトスワフスキ:小組曲
ショパン:ピアノ協奏曲第2番 ヘ短調 Op. 21
アンコール
ショパン:エチュード Op. 25-1 「エオリアン・ハープ」(ピアノ・アンコール)
ショパン(サラサーテ編曲):ノクターン Op. 9-2(ピアノ・アンコール)

ベートーヴェン:交響曲第7番 イ長調 Op. 92
アンコール
バツェヴィチ:オベレック

ショパンのピアノと管弦楽のための作品はピアノ協奏曲以外に、
「ドンジョバンニ主題の変奏曲」、「ポーランド民謡主題の幻想曲」、「クラコビアック」、「アンダンテスピアナトと華麗なるポロネーズ」の4曲があるが、滅多に演奏されることが無い
これら作品はピアノ協奏曲についても言われているように、オーケストレーションが稚拙であると言われているが、
しかし実演を聴いたことが無いので、常々実演を聴きたいと思っていた、
そしてこれら4曲のうち、メルディ―が哀愁を帯び、私が一番気になっていた「ポーランド民謡主題の幻想曲」をブルース・リウが弾くというので、昨年早々にチケットを取っていた

それなのに、それなのに、あたしゃ3日前、確認の意味でJapanArtsのHP見てひっくり返ったよ
【曲目変更のお知らせ】2月に来日いたしますアンドレイ・ボレイコ指揮 ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団(ピアノ:ブルース・リウ)の演奏曲目は、出演者の強い希望により下記の通り演奏曲目を変更させて頂きます。何卒、ご了承いただきますようお願い申し上げます。
聴きたかった「ポーランド民謡主題の幻想曲」が、ルトスワフスキ(ピアノ無しの作品)になってる!
これって、結局リウが準備できなかったってことでしょ、リウにはがっかり、JapanArtsは最低だ

そんな、最悪のテンションで、それでも貧乏な私はとぼとぼとサントリーホールに向かった、満席ではないが客入りは上々
断わっておくが、ルトスワフスキは全然好きだ、小組曲は4曲の小品から成る、いきなりピッコロのソロで始まるが、それを弦楽が春祭風に追い詰めていくカッコいい曲、他の3曲も良かった、オケは14型

ここで舞台替え、ファツィオリが舞台中央に運ばれ、オケは12型へ
ピアノ協奏曲第2番は、悪くは無かったけど、2楽章が物足りなかったな、何せ今日は不機嫌なので、
2曲目のアンコールは、コンミスと共演、といってもメロディを担うのはVnなので、途中からリウは伴奏をさぼってコンミスの椅子に座るなどのパフォーマンスがあり、リウ目当てのご婦人は大喜びの様相

さて、ポーランドの方には悪いが、ワルシャワフィルのベト7には全く期待していないが、どんな演奏になるのか一応聴いてみようと
コロナ期には本当に良く演奏されたベト7、曲自体は好きだが、流石に過ぎたるはで全力で避けた、
それでも何回かは聴く羽目になったが、これはという演奏は無かった
さて再びオケは14型となり、普通の演奏だったが、曲がいいので多いに会場は大いに盛り上がった