2月3日18時 NHKホール

指揮:井上道義
バス:アレクセイ・ティホミーロフ* 
男声合唱:オルフェイ・ドレンガル男声合唱団*

ヨハン・シュトラウスII世/ポルカ「クラップフェンの森で」作品336
ショスタコーヴィチ/舞台管弦楽のための組曲 第1番 -「行進曲」「リリック・ワルツ」「小さなポルカ」「ワルツ第2番」
ショスタコーヴィチ/交響曲 第13番 変ロ短調 作品113 「バビ・ヤール」*

今年いっぱいで引退を宣言している井上さん、N響定期の出演は最後になる
最初のシュトラウスのワルツは、ロシアに縁がある曲ということで選曲されたのだろう、初めて聴いたが、鳥の笛が絶妙で楽しく聴けた

タコの組曲は解説にもあったように、キューブリックの遺作となった「アイズワイドシャット」にワルツ第2番が用いられていたことで有名、
その後、元気だったころのCXの深夜番組中で用いられていたのを覚えている、カノッサの屈辱、カルトQとか、タホイヤとかじゃなく、思想を扱った番組だったような

オケが16型に増強されて、メインのバビ・ヤール
インバルの演奏予定が数回あったがコロナ渦で、ことごとく中止となり、実演で聴くのは初めて、
詞は初演の際にコンドラシンの意見を受けて改訂されたものでなく、本日は原典の内容が歌われる
今日のウクライナを考えると妥当な判断だと思うのだが、初演時に改訂された詞の内容が分からないので妥当とは断言しない

私の詩の内容の理解は不十分であったが、ティホミーロフの歌唱は心を揺さぶられるものだった
60人に及ぶ男声合唱団は静かな迫力だった
肝心のミッキーだが、渾身の指揮であったが、だいぶお疲れのように見受けられた
引退までスケジュールは詰まっているようなので心配です、
今回の引退の趣旨を踏まえれば、いっぱいいっぱいの状態で指揮するのは本意ではないと思うので、
体力的に問題があるのであれば引退時期をシフトしてもスケジュールに余裕を持たせた方が良いと思う
一般参賀あり