2月3日14時  芸劇

指揮=山田和樹
サクソフォン=上野耕平

グラズノフ:演奏会用ワルツ第1番 ニ長調 作品47
ハイドン:交響曲第104番 ニ長調 「ロンドン」
カプースチン:サクソフォン協奏曲 作品50
アンコール
P・ボノー:ワルツ形式によるカプリス
ラヴェル:ラ・ヴァルス

グラズノフのコンサートワルツは、私がどうにも好きで堪らないという曲、
あまり来ないマチネーシリーズだが、大好きなグラズノフのコンサートワルツが演奏されるというので出陣

コンサートワルツの演奏機会は滅多になく、最後に聴いたのが5年くらい前に、新日の定期、指揮はパーヴェル・コーガン
その時のプログラムは、前半がコンサートワルツ以外にダッタン人の踊り、スラブ行進曲、後半が展覧会の絵というロシアプログラムだった
展覧会の絵はともかく、スラブ行進曲もその時以来聴いていない、
パーヴェル・コーガンは高名なヴァイオリニスト、レオニードの息子だが、それ以来来日公演はない
気になってググってみたら、
「パヴェル・コーガンがモスクワ国立響の芸術監督と首席指揮者を辞任、ウクライナ侵略受けて」の記事を見つけた
本人はウクライナ侵攻後の3月にロシアを出国しているという、パヴェルの気骨に敬意を表す!

随分脱線したが、コンサートワルツが好きな理由の候補が数年前に分かった、どうやらFM放送の番組テーマ曲だったらしいのである
若いころは、音楽を聴く手段としてFMラジオのエアーチェックは有力で、そのための雑誌が最盛期で3刊有り私はFMfanを愛読していた
そうしたFMの番組のテーマ曲になっていた曲で、今でも覚えているのは、精霊の踊りや、グリーグのPnコンに加え、モーツァルトの交響曲17番だが、どうやらコンサートワルツも使われてらしいのだ
まあ、そういった刷り込み効果もあって、私はコンサートワルツが好きらしいのである

さて、コンサートワルツは16型オケで堪能した、本日の目的は達成された
本当が後3回コンサートワルツを演奏して欲しいのだが、そういう訳にもいかないようだ

次の、ロンドンはやはり16型で演奏されたのだが、山和のテンポ設定が余りに変態的だった

後半は目玉のカプースチン、これは本当にJazzセッションだった
良い曲だったので、上野君はサマーミューザで再演して欲しいな、
そして、ラ・ヴァルス、近年のMISIAのようにプログラムのトリの定番曲で客受けも上々だった