2月2日19時  オペラシティ


指 揮:藤岡 幸夫(首席客演指揮者)
ヴァイオリン:神尾 真由子
オルガン:石丸 由佳

ロッシーニ:歌劇「チェネレントラ」序曲
菅野祐悟:ヴァイオリン協奏曲(世界初演)
サン=サーンス:交響曲第3番 ハ短調 作品78 「オルガン付き」

シティの定期には久々の登場の藤岡さん、
10年くらい音楽番組をBSで続けており、話し上手で知られているので、
今日はプレトークに間に合うように行ったけど、通り一遍の曲紹介で、ちょっと話に切れがなかったかな

プログラムの構成は、菅野祐悟さんの新作を持ってくるなど藤岡らしいが、集客力のほうが心配されたが。
菅野ファン、神尾ファンが結構いるようで、なかなかの客イルだった 

最初のロッシーニは、言われて見るとコンサートで聴くのは初めてかもしれない
派手さは無いけどコンサートの最初には好適、選曲センスが光ります

菅野さんのヴァイオリン協奏曲がいい曲だった、
色々な文人の残したラブレターを呼んだのが作曲の契機になったとの話だが、
冒頭から神尾さんが切々と弾くメロディの美しさにいきなり心を奪われる
燃え盛る情念、苦悩の渦の中、突然鐘が鳴り、カデンツァに続く
2楽章で心は平静を取り戻し、3楽章は陽気に、
何度も演奏されるべきいい曲だった

後半のオルガン、オケは14型だけど、CBは7
前半はそうでもなかったが、後半の盛り上がりが凄かった
藤岡さんも、オケも大熱演、石丸さんも初めて聴いたけど切れのある演奏だった