10月25日19時 サントリーホール

出演
指揮:尾高忠明
ピアノ:レイフ・オヴェ・アンスネス

曲目
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調 Op. 73 「皇帝」
ブラームス:幻想曲集 Op. 116 より 第6曲 間奏曲 ホ長調(ピアノ・アンコール)
ブラームス:交響曲第3番 ヘ長調 Op. 90

本来ブロムシュテットが振る予定だったBプロの代演は尾高さん、プログラムの変更なし
尾高さんには感謝だが、やはりテンションは低いままサントリーホールに向かう
名曲プロだが、会場には明らかに空席が目立つ

アンスネスは以前にN響でブロム翁と共演しているそうだが、私は初めて聴く、
特に悪いわけではないが皇帝らしい力強い煌びやかな演奏ではなかったかな
アンコールのブラームスも特徴のある演奏に思えなかった

後半のブラームス3番は、それほど遠くない過去にブロム翁が取り上げていて、その時は定期では異例なことに3楽章のアンコール演奏があった
因みに私が聴いたのは定期の1日目で、2日目にはアンコールは無かったそうなので、何か少し得した気分になったことを覚えている
さて、考えてみれば尾高さんといえば、英国音楽や、近年では父兄の曲を積極的に取り上げている印象が強く、そういえばブラームスは聴いた記憶がない
オケは16型、コンマスはゲストでN響2度目の登場となる西村さん、
演奏は尾高さんらしい極めて柔和なもので、特に3楽章の美しさは特筆すべきものだった、2、3、4楽章はアタッカで演奏された