7月15日14時 ミューザ川崎

出演
指揮:ジョナサン・ノット
ヴァイオリン:神尾真由子

曲目
エルガー:ヴァイオリン協奏曲 ロ短調 op.61
ブラームス:交響曲 第2番 ニ長調 op.73

今月はノット監督の登場だが、先月に続きそそられるプログラムではない
そして何よりも暑い、汗だくで入場したミューザは涼しいというより寒かった
夏はミューザに来る機会が多くなるので、何らかの対策が必要になるのかもしれない

エルガーのVn協は昨年もシティで聴いているが、その時は高関さんの解説の事を念頭に、構えて臨んだが、ちっとも楽しめなかった
今日も予習しようかと思ったのだが、何せ曲が50分と長いのでそれも断念し、何も考えずに虚心坦懐に湧き出るメロディの洪水にひたすら身を委ねた
神尾さんは久しぶりに聴くが相変わらず力強いボーイングでスケールの大きな演奏で、この曲にマッチしているように思えた
聴衆からも、熱い拍手が寄せられたが、アンコールは無し、
前回よりは楽しめたが、やっぱり50分は長いな

後半はブラームスの2番、ブラームスの交響曲はどの曲も作品の完成度が高く、どのオーケストラも演奏したがるプログラムの定番中の定番なので、逆に好き好んで聴きに行くことが少ない
調べてみたら、去年は2番はN響ルイージの1回しか聴いておらず、その演奏はあまり心に残るものではなかった
ノットは好きだが、ことブラームスとなると閾値が上がるせいか、今日の演奏もあまり満足できるものではなかった
弦楽器は低音を厚くした構成で、ホルンも木管楽器も安定した演奏だったのだが、感動できないのは、気候のせいか、私の感性が衰えてしまったせいなのか

この曲も聴衆の受けは良く、おそらく一般参賀も有ったのだろうが、いそいそとホールを後にした