6月26日19時 芸劇
指揮:ラハフ・シャニ
ピアノ:藤田真央
曲目
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番 ニ短調 op.30
アンコール
ショパン:エチュードop.25 第1番
ドヴォルザーク:スラブ舞曲 第10番 op.72-2
チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 op.74「悲愴」
アンコール
エルガー:エニグマ変奏曲よりニムロッド
夏休み前のこの時期は来日オケラッシュだ
でも多くのオケは、集客を狙ってか人気のソリストとのコンチェルトをプログラムに組み入れているので、何だか曲目が似たり寄ったり
そんなことをぶつぶつ言いながら、久々に藤田さんの演奏を聴くのが楽しみな今夜
ステージに登場の藤田さんは相変わらずフェミニンな雰囲気、彼のラフマニノフの3番を聴くのは初めてだったが、実に繊細な演奏だった
2番に比べ、力強く演奏される印象がある3番だが、藤田さんは軽いタッチの出だし、
技術的には難しいはずのカデンツも軽いタッチでやすやすと弾きこなす草食系ヴィルトーゾだ
14型のオケでシャニも好サポート、2曲目のアンコールでは藤田、シャニが4手のスラブ舞曲を披露するというサプライズもあった
パンフレットを見るとシャニ自身ロッテルダムへのデビューはピアニストとしてで、今でも各地で弾き振りをしているそうだ
後半は16型で、まずオケの完成度が高い、ファゴットも、クラリネットも、チューバも上手い
前半はピアノの陰で良く見えなかったが、シャニは指揮棒を持たずにとにかくよく動き、オケもそれに良く反応
早めのテンポで引き締まった演奏だったので、フィナーレもメランコリックな感じより高揚感の方が強かった
言い方に語弊があるかもしれないが、悲愴感無き悲愴とでもいうか
事前には、悲愴の後にアンコールで揚がる曲が来るのかと考えていたが、却ってニムロッドの方がしんみりだった
終演は21時過ぎ、満足度の高いコンサートだった
