6月22日19時 東京芸術劇場

出演
オルガン:徳岡めぐみ★
     ジャン=フィリップ・メルカールト♦

曲目
N.ブルーンス/プレリューディウム ト長調 ★(ルネサンス・オルガン)
J.S.バッハ/コラール「いと高きところにまします神にのみ栄光あれ」 BWV 662 ★(バロック・オルガン)
J.P.スウェーリンク/「我が青春は終わりぬ」 SwWV 324 ◆(ルネサンス・オルガン)
B.メルニエ/インヴェンション 第4番 ◆(バロック・オルガン)
J.S.バッハ(J-P.メルカールト編曲)/ブランデンブルク協奏曲 第2番 ヘ長調 BWV 1047 ★◆(バロック・オルガン)

C.トゥルヌミール(M.デュリュフレ編曲)/コラール即興曲「過ぎ越しのいけにえ」 ◆(以下モダン・オルガン)
M.デュプレ/「オルガン交響曲 第2番 Op. 26」より 第2楽章 インテルメッツォ ◆
M.レーガー/幻想曲とフーガ ニ短調 (改訂版) Op. 135b ★
C.ドビュッシー(J-P.メルカールト編曲)/『夜想曲』より 「祭」 ★◆
アンコール
J.S.バッハ/コラール「目覚めよ、と呼ぶ声有り」 BWV645 ★◆

NHKホールが出来たころに、ホールにオルガンが設けられているのを見たときは、へえーと思ったが、なかなかオルガンの演奏に出会う機会は無かった
その後、各所に立派なオルガンを備えたホールが造られ、オルガンの演奏会も催されるようになったが、そこまで聴きたいとは思わなかった
しかし、思い切って聴いてみることにしたのが今日のコンサートだ
会場に入ってみると、いつもと違う木目調のオルガンが目に入った

パンフレットによると、芸劇には3種のオルガンが設置されており、この木目調のオルガンには、ルネサンス・オルガンとバロック・オルガンの2種が組み込まれているという
前半は、今回芸劇のオルガニストに就任された、徳岡さんと、メルカールトが最初は交互に、最後は2人で演奏した
プログラムの曲はバッハを除いては初めて聴く曲ばかりだが、やはりパイプオルガンで演奏されると静謐な気持ちになる
正直のところ、ルネサンスとバロックの違いは良く分からなかった、もう少し解説があっても良いと思うが、新参者はそれ以上は言えません
休憩に入り、ホワイエに向かおうとすると、これからオルガンが回転するとのアナウンスが、これは撮らねばと席に留まると、なるほど3つのオルガンが回転して、いつもの銀白色のモダン・オルガンが姿を現しました

 

曲が違うので、あくまで印象だが、モダン・オルガンの方が前半に比べて音量が大きいように感じた、
後半の曲も初めて聴く曲が多かったが、ドビュッシーが意外にもオルガン編曲にマッチしていたのは発見だった