6月13日19時 トッパンホール
プログラム
フランク(バウアー編):前奏曲、フーガと変奏曲 Op.18
ディロロム・サイダミノヴァ:古代ブハラの壁
ラヴェル:夜のガスパール
ラフマニノフ:13の前奏曲より 第5番 ト長調 Op.32-5
ラフマニノフ:10の前奏曲より 第5番 ト短調 Op.23-5
プロコフィエフ:《ロメオとジュリエット》からの10の小品 Op.75
アンコール
チャイコフスキー:子供のアルバム Op.39 第18曲 ナポリ人の歌
土曜に聴いたプロコが素晴らしかったので、急遽チケットを購入した
しかし、客入りは余りよろしくない、勿体ないことだ
最初のフランクが素晴らしかった、どうしたらこんな音が出せるのだろう
チラシには月並みな言葉「強靭なテクニックと華麗なるピアニズム」とあるが、とても言葉では言い尽くせない
続くディロロム・サイダミノヴァは、ウズベキスタンの女流作曲家で、「古代ブハラの壁」は8曲の小品から成る作品
アブドゥライモフは譜面台にタブレット端末を乗せて演奏した
しかし、不協和音が多いトリッキーな曲ばかりで、正直閉口した
アブドゥライモフが郷土愛からプログラムに取り入れたのだろうが、もう少し短くて良かったよ
前半最後のラベルは、演奏技術自体は素晴らしいと思ったが、
今一つ感動できなかった
後半は先日アンコールでも聴いたラフマニノフ、これは流石に素晴らしかった
そして本日の目玉の《ロメオとジュリエット》は面目躍如の演奏で、個人的には満足だった
しかし、どうも客席に雑音が多く、集中して聴けていないのが伝わってくる
やはり、もうすこし客が入らないと演奏かも力が入らないのかなとも思ってしまった
期待が大きかっただけに、やや不完全燃焼といった感じだった
