3月15日19時  

指揮/大野和士
ソプラノ/中村恵理
メゾソプラノ/藤村実穂子
合唱/新国立劇場合唱団

曲 目
マーラー:交響曲第2番 ハ短調《復活》

復活ほどコロナに踊らされた楽曲はないだろう、
徐々に演奏会への制約が緩和される中、復活だけは流行の波と演奏会の開催時期が重なることが多く、幾多もの演奏計画が中止の憂き目に遭ってきた
東京オリンピックの開催に合わせたベルリンフィル、ドゥダメルの演奏、聴きたかったな
都響も例に漏れず、復活の演奏計画は何度となく頓挫して来たが、ようやく今日の演奏会が開催の運びになった

一方、コロナ後に演奏会が徐々に解禁になった時期に、マエストロ大野、都響で聴いたマーラー巨人と4番の演奏は全く満足できなかったものだった、
その時期は、オケの演奏もブランクがあったので、一刀両断に否定すべきものとは考えないが、あまりに印象が悪かったので、今回はパスするつもりだった
しかし、復活は大好きで、藤村さんも歌うことだし、と思った時点でサントリーは完売だったので、本日上野に参上することと相成った

でも残念ながら、演奏に心を動かされる時間は少なかった
以前に1番、4番を聴いた時のような金管の乱れは無かったが、何故か心は動かなかった
大野さんは他の演奏会では何の問題もなく聴けているのだが、マーラーだけは鬼門のようだ
それでも最後の5分くらいは流石に心に込み上げるものがあった