11月12日18時 NHKホール
指揮:井上道義
曲目
伊福部 昭/シンフォニア・タプカーラ
ショスタコーヴィチ/交響曲 第10番 ホ短調 作品93
ミッキーを聴くのはサマーミューザ以来、N響への登場も久しぶり、得意の伊福部とショスタコーヴィチということで楽しみ
11月にしては暖かで、いつものように渋谷から向かったが、何かテント小屋が多数、食に関するイベントが今日明日あるっぽいが内容は謎、NHKホール手前のテントは閉まっている、
ホールに入るとミッキーの第九のポスターが、いつもはスルーしている年末の第九だが今年のN響は聴かざるをえまい
その他、シティが飯守公、都響がインバルと、どいつもこいつも秘密兵器を出してきて、困ったもので有る
伊福部ののオケ16型、コンマスは久々の亮太郎、新シーズンになってからは初、といっても9月のC定期で郷古の隣にいたが、
ミッキーは黒のマオスーツと言うのだろうか、料理の服部さんのようないでたちで登場、
今日のN響は一味違っていた、曲の開始から凄まじいい集中力である、
表題のタプカーラはアイヌ語で踊りを示す語で、アイヌ風の旋律が伊福部が好んだオスティナートというリズムの反復を繰り返していくという
正直アイヌ風と和風の区別はつかないのだが、何となくアイヌ風の決して洗練されいメロディ管楽器を中心に展開されていくが、今日のN響の管楽器は隙がない
ミッキーは相変わらず大きな動き、多様な打楽器も効果的で、最後は熱狂的に曲を終える
客席は大うけでミッキーも嬉しそう
休憩、男子トイレの列は相変わらず凄い、他ホールは列の管理に係員が付くがNHKは放置、何とかならないのか、
タコ10のオケは同じ16型、そしてミッキーの登場に会場が一瞬色めく、何と気合の燕尾服にお色直ししての登場だった
個人的にはタコ10を実演で聴くのは、何だかんだで久しぶりだ
こちらも緊張度の高い演奏であった、クラリネットを始めとする木管はそれぞれ表情たっぷりにメロディーを奏で、散々批判してきたホルンを始めとした金管が良く鳴る、ティンパニ、小太鼓がピタッと決まる感じは実演でしか得られない
オケのメンバー面々もやり切った表情で、何か第九が楽しみになってきた
私は聴いていないが数年前のタコ11は、心に残る演奏の1位になっているが、今日の演奏も間違いなくランクインするのではないか
当然のことながら、ソロカーテンコールがあった(ファゴット奏者を途中で捕まえて)
