9月18日14時 ミューザ川崎
指揮:アジス・ショハキモフ
トランペット:ティーネ・ティング・ヘルセット
曲目
ドビュッシー:「管弦楽のための映像」より“イベリア”
トマジ:トランペット協奏曲
アンコール
オーレ・ブル:ラ・メランコリー
プロコフィエフ:交響曲 第5番 変ロ長調 op.100
ショハキモフは初めましての指揮者、ウズベキスタン出身で30代前半の俊英というふれこみ、
現れたマエストロは、見た目は「好男子だ、オケは対向の16。コンマスはニキティン
オケは16型、東響は相変わらず上手いのだが、イベリアについては特にどうといったことの無い演奏の印象
続くトマジを吹くヘルセットは初めて聴く、背丈も普通でどちらかと言うと華奢に見えるが、彼女の吹くTpは魂の通った独特の音色で聞き惚れて仕舞った
曲自体は、Tpが2種のミュートを使い分ける凝った作品だったが、正直2種のミュートが必要なのかどうかわからなかった、
アンコールも美曲、彼女のTpは是非また聴いてみたいと思った、
休憩後のプロコフィエフは力の入った演奏、ショハキモフは偶数楽章のではタクトを持ち、奇数楽章では持たないという謎の戦術を使っていたが意図は不明
演奏自体は東響ならこんなものだろうという感じだが、体全体を使った所作でオケを鼓舞し、1楽章の終わりでは思わず拍手する人が出るほどだった
演奏後はオケ全員に4方向の観客にお辞儀をするように促すなど、何とも愛嬌のある若者であり、存外人心掌握には長けているのかもしれない
