8月4日(木) 19時 ミューザ川崎

指揮:藤岡幸夫(東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 首席客演指揮者)
クラリネット:リチャード・ストルツマン * 
マリンバ:ミカ・ストルツマン ★
ジャズ六重奏★:宮本貴奈(ピアノ)、井上陽介(ベース)、高橋信之介(ドラムス)、中川英二郎(トロンボーン)、本田雅人(サックス)、小池修(サックス)

コープランド:クラリネット協奏曲 *
チック・コリア:スペイン~六重奏とオーケストラのための ★
リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲
レスピーギ:交響詩「ローマの松」

先日の都響スペシャルに続いてチック・コリアのトリビュートコンサート
藤岡さんと言うことで、プレトークを聞くために早めに出たのだが、今日に限ってあいにくの土砂降り
思ったより到着が遅れ、肝心の前半曲の解説を聞き逃してしまった残念

最初のコープマンは至宝ストルツマンを招いてCl協、初めて聴くが、しっとりとした曲調が意外、
私のコープランドへの勝手なイメージとは違ったが、いい曲だった
ただストルツマンは所作は元気だったが、演奏はちょっとお疲れ気味だったかな、でもいいんです

チック・コリアのスペインが6重奏にミカ・ストルツマンのマリンバを含めた7人がステージ前面を占め、そのバックにシティフィルという配置、
主役はセッション、器用な藤岡さんがオケを引き立て役としてうまくまとめ上げた印象
本日の白眉を飾る一期一会の演奏だった

後半のスペイン奇想曲、オケを14型に増強して、今度はシティフィルの管楽の主席奏者の活躍し処、
そしてローマの松、藤岡さんは、日本ではローマの松が最高に盛り上がる曲であることが、あまり認識されていないとプレトークでも言っていたが、
それなら、もっと演奏してほしい、そして願わくば、バンダが客席周辺に配される日が早く訪れんことを