指揮:ジョナサン・ノット
ピアノ:ペーター・ヤブロンスキー
トランペット:澤田真人(東京交響楽団首席奏者)
バリトン:ジェームズ・アトキンソン
合唱:東響コーラス

R.シュトラウス:ドン・ファン op.20
ショスタコーヴィチ:ピアノ協奏曲 第1番 ハ短調 op.35
アンコール
ショパン:マズルカ 第47番(遺作) Op.68-2
ウォルトン:ベルシャザールの饗宴

久々のノット監督、コンマスは水谷さん
ドン・ファンは16型、凄い演奏だった、こんなにワクワクするドン・ファンに出会えるなんて
ノットは暗譜であるが、実に流麗にタクトを振る
オケもそのタクトに反応して音を出しているのではなく、一体になって音を生み出しているような錯覚に陥る(全然良いたとえではないな)
熱い演奏と言うのでもないな、ベルリンフィルが乗り移ったようなというのも違うな、
とにかく、ノットと東響の関係は最良の時期を迎えたように思える、

2曲目はピアノ協奏曲、今日はラベルでなくショスタコの1番
ショスタコは、ピアノ、Vn、Vcに2曲ずつ協奏曲を書いている、それなりに演奏機会もあり、Vcの2番以外は実演で聴いたことがある筈
筈というのは、個人的にはピンと来ていないからで、相性が悪いのかなと思っていたが、さにあらず、自分に聴く力がなく良い演奏にも恵まれていなかったのだ
ヤブロンスキーの演奏は諧謔味たっぷり、Tpとの息もぴったり、そしてショスタコらしい多彩な奏法を見事にこなす弦楽器、こういう曲のノットの伴奏は素晴らしい

さてさて、ベルシャザールはコロナで再三の中止に追い込まれた、因縁の演目が3度目の正直で演奏叶ったもの、
ステージ正面に男声陣が50名、その左右に女声陣が30名ずつの市松配列、
オーケストラも再び16型でさらに色々な楽器が加わり、正面の男声の奥左右にはバンダ控える
ベルシャザール王によるユダヤ人の虐待と、王の死によるユダヤ人の開放をテーマとしたオラトリオは
何となく今日の世界に重なる(未だプーチン生きてるけど)
見た目だけでなく、演奏もすごかった、東響コーラスは終始起立で全暗譜、
以前リゲティのレクイエムを聞いてその実力は認識していたつもりだったが、凄いよ凄すぎる
ジェームズ・アトキンソンの独唱も曲の性格に合った配役、盛り上がって、落ち着いて、王の死で大盛り上がり

ソロカーテンコールあり、現時点で今年一番のコンサート!