今年からコンサートのブログを書こうかな、続くかどうか分からないけど
最初はスクリャービンのリサイタル

1月6日19時、東文小ホール、19時
中尾純 スクリャービン ピアノ・ソナタ全曲演奏会 II
ピアノ・ソナタ 4-7番、他前奏曲など
スクリャービンがメインの演奏会はレアなので、楽しみにしていた。
中尾さんは初めて聴く、芸大卒で、モスクワ・スクリャービン国際ピアノコンクール2位のプロフィールが目を惹く
パート1も、聞きたかったのだが、2度の延期で都合がつけられなかった。
そして迎えた今夜、東京は数年ぶりの積雪、ここまで来ると「この人は何か持ってるんでは」とすら思う。

最初の前奏曲op.16、音色が良い。
素人の私にはうまく説明は出来ないが、癖の強いスクリャービン臭がする。
ソナタ4番、ゆったりとした1楽章から、確かなテクニックに支えられ推進力のある2楽章、こういう演奏が聴きたかった!
CDも好きな時に聞けるから良いのだが、やはり実演で確かな演奏を聴くのは格別だと実感。
白ミサ、そして一番好きな5番も、期待にそぐわぬ好演であった。
今日は、日本人のスクリャービン弾きを発見できて本当に良かった。
アンコールの最後は、秘曲のワルツ。

大収穫の演奏会だったのだが、会場は百人程度と寂しいものだった。
次回は、いよいよ最終回のパート3、ソナタ8-10番と、24の前奏曲のラインナップ。
大トリのアンコールはもちろん焔に向かってだろう、今から楽しみである