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当店自慢の一品『ひやかけそば』、 店の人は“おつゆは飲み干せます”と話します
この間、訪れた木挽町湯津上屋の帰り通りがかり気になったお蕎麦屋さんを改めて訪れることにしました。昔から好きなのですが銀座の路地裏のお店訪問が癖になってます(笑)
銀座の路地裏に店はあります。1階はイタリアレストランです。
2階への階段を上るとそこに『流石(さすが)』はあります
店内はゆったりとした和の造り、何組かの外国人観光客が帰ったところでした
壁に本日の蕎麦は生産地音威子府村の張り紙がありました
運よく待たずに席が確保できました
先ずは、辛口の『三千盛』(純米・みちさかり・岐阜)をぬる燗で頼みました
旨みと酸味のバランスが良い酒です。器も良いですね
そして食事は昼のお任せ(小鉢二品、小さなかけそば、桜海老かき揚げ、ひやかけそば、甘味)をオーダーしました
周りは外国人グループ、昼間のせいもあるのですが日本酒は私だけでした
お通しの2種の湯葉(左黒豆の湯葉)、非常にクリーミー、日本酒と相性が良いです。日本酒が進みます
このコース蕎麦が2回、『ミニかけそば』 極細打ち十割蕎麦で繊細に見えるのですが蕎麦の存在感がものすごくあります
当店のそばつゆは江戸のそれと違い関西風です
あっという間にたぐりました
次は『桜海老のかき揚げ』と『しめじのかき揚げ』(薬味は塩)です。衣は薄くパリっそしてサクっとあっさりした食感です
メインディシュとしてシンプルな麺とつゆだけの『ひやかけ』(極細打ち十割そば、薬味は梅おろしのみ)、この店の一押し蕎麦です
そばつゆは鰹出汁がほんのり効いた優しい味です。外国人旅行者も音を出してすすっていました。こちらも遠慮せず負けずにすすりました(笑)
梅おろし
つゆは蕎麦の風味を最大限生かすほんのりとした鰹出汁、途中梅おろしをを入れると梅の味と鰹出汁が優しく混じり合いまた違う好ましいものになります
そしてデザートとしての 『甘味 そばがき黄粉(きなこ)』出来立ての温かいそばがきに黄粉(きなこ)と温かい蜜(三温糖)をのせたもの。ふわふわで優しい癒しが嬉しくなりました。
本日のランチを振返ります
店は2018年のミシュランガイド1つ星の店です。2年ほど前から外国人訪日客が増えたと花番(店員)さんが教えてくれました。またそばつゆがどちらかと言えば関西風なのでその旨も質問したところ、群馬出身の方が作られたとの返答でした。群馬?? 実はこの店は伝説のそば職人※石井仁氏をルーツにもつ店でした。(石井氏の詳細については※石井仁氏をクリックして『danchu』 のレポートをご確認ください)
酒のつまみも豊富に用意されています
東京のお蕎麦屋さん事情、深いですね。まだまだ深掘りしたいこと沢山あります。
住所:東京都中央区銀座2-13-16 東二ビル2階
電話:03-3503ー0404
アクセス:地下鉄銀座駅A13番出口、銀座一丁目駅10番出口、新富町駅1番出口
それぞれ徒歩5分、東銀座駅から400メートル弱
営業時間:月~土11:30~14:00、月~金17:30~22:00(L.O.21:00)
土17:30~21:00(L.O.20:30)
定休日:日曜日、祝日
席数:30席(テーブル席16、カウンター6席)、個室:2室(最大6人、4人)
完全禁煙