こんにちは。

 

11月も半ば過ぎ、例年ならすでに雨季に入り、

連日の雨にげんなりしているところなのですが、

毎日良いお天気が続いているチェンナイです。

 

デノミから2週間余り、平静を保ってきた南インドも徐々に波紋を生じているようです。

未だ新500Rpは出回っておらず、(印刷すらできてないらしい)

交換できる2000Rpは額が大きすぎて使用できず。

市中に出回る100Rp札にも限界がきて、そろそろ枯渇し始め、

生活に支障が出始めている市民もいるそうです。

 

インドは月初めにお給料日が設定されていることが多いようで、

来月の支払いにもなんらかの支障が出そうです。

デリーなど北インドではさらに事態は深刻のようです。

 

また、知人に聞いたところによると

実際に回収された旧紙幣は発行されている10%ほどしかないとのこと。

紙幣の交換額には上限があるが、口座があれば入金と引出は無制限にできる。

つまり巨額の隠し金を預金口座にあぶりだすための政策なのだが、

実際はもともと銀行口座などを持たない都市部以外の人たちが、

かなり困ってしまっているとか。

残りの紙幣が年末の期限までに、すべて交換または預金されることは、

ほぼ不可能なのではないか。というのが実状のようです。

 

ただ、地下資金を大量にためていた悪い人たちはそれで引き下がるのだろうか。

海外に大量にルピーを持ち出している両替商はどうするんですかねー。

交換期限は来月末。

期限が過ぎれば、それこそ旧紙幣はただの紙切れに、、、

年明けに、混乱が起こっていないといいのだけど。

 

そして、それに追い打ちをかけるよう、南インドは干ばつの危機です。

お天気が続くと書きましたが、11月に入ってまともに雨が降ったのはたった1日だけです。

雨が降らいないと、畑がやられてしまいます。

郊外の畑はすでにかなり干上がっているとか。

こころなしか、最近野菜が小ぶりになったような気も、、

そのうち野菜の流通が少なくなったり、物価が上がったりしないか心配です。

 

デノミに加えて干ばつ被害。

なかなか、一般市民の生活にはかなり厳しい状況ではないでしょうか。

 

これ以上混乱が起こりませんように、

そして雨が降ることを願いながら。

 

ではでは、また。