一冊の本を持っている



「クック・板長」のデリコン(Delicious contents)-El Bulli


El Bulli
レシピ本。と言うより哲学書。


ある側面から私のバイブルとも言える。


「クック・板長」のデリコン(Delicious contents)-El Bulli

「クック・板長」のデリコン(Delicious contents)-El Bulli

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スペインのカタルーニャ州コスタ・ブラバのロザスにあるレストラン。
あったレストラン。
(バルセロナから150kmほど北上したロサスという小さなリゾート地から山道を30分弱のところ)


料理長はフェラン・アドリア氏。
オーナーはジュリ・ソレール氏


フェラン・アドリア(Ferran Adria i Acosta)
1962年5月14日生まれ。ロスピタレート・デ・リョブレガート出身のスペインの料理人。


「クック・板長」のデリコン(Delicious contents)

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El Bulli
スペイン語では、エル・ブジ。
バルセロナ地方では、エル・ブリ。


1964年に開店。(1957年と言う人もいる)
イギリスの雑誌『レストラン』で五度世界一のレストランに選ばれ、
世界一予約が取れないレストランと呼ばれていた。

45席しかないのに、1年間のうちで11月~3月は長期の休みで、約半年しか店を開けない。


料理のキーワードは
スブーマ(泡)、液体窒素、因数分解、分子。


閉店の噂はあったが、とうとう閉店してしまった。
40歳引退宣言もあったので、良く頑張ったのかもしれない。


休暇後は
2014年に料理研究所「エルブジ・ファウンデーション」として
レストラン横に建設する予定らしい。
(通常のレストラン営業はしない予定)



今後、その革命的な料理の片鱗を味わえるのは、


エル・ブリ出身のオーナーシェフ
・山田チカラ 東京都港区南麻布
・Citta Alta 東京都文京区小石川


または、
・タパス モラキュラーバー(マンダリンオリエンタル東京)
モラキュラーキュイジーヌと言われる。(モラキュラーとは、分子という意味)



・-196℃の液体窒素を使ってアルコールをシャーベットに仕上げ、トニックウォーターに浮かべ、
その上に柚子のエスプーマ(ムース状の泡)をのる。
・日本でオブラートを見つけたアドレア氏。クラッカーやパンの代わりにオブラートを使ったカナッペを作る。
また、水とパルメザンチーズの乳清、寒天を使って独自にオブラード風のものを生成。
これを皮の代わりにして中華のシュウマイのような料理も実現。
・注射器を用いて、塩化カルシウムに落とす事によって、人参の水滴の表面に膜がはって、
中が液体になる、人参キャビアや洗剤の泡のようなブルーハワイ。


または、
セビーリャの郊外にあるエル・ブリのホテルといわれるHACIENDA BENAZUZA。
http://www.elbullihotel.com/
このホテルのレストランではエル・ブリの一部を味わうことができる。



「クック・板長」のデリコン(Delicious contents)


料理としての賛否両論はあるが、
是非とも経験してもらいたい世界である。



来年、HACIENDA BENAZUZAに行こうと思う。





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