「今」のもう1つ上へ。 ~ひとまず脱・無気力へ~ -9ページ目

「今」のもう1つ上へ。 ~ひとまず脱・無気力へ~

テーマは「今」の自分よりも1つ、そしてその自分よりまた1つ、と成長すること。そのための日々の記録、思ったこと、あとは普通に日記とかを書いていきます。

『あなたが消えた夜に』(毎日文庫)

 

著者:中村 文則

 

 

 

 

 

以下、多少のネタバレを含むかと思います。

 

 

 

あらすじを読むと「推理小説だ」と思う。

芥川賞作家の書く推理小説はどんなものかな?

中村さんはエグいのが多い印象だけど、これなら読めるんじゃないかな、

と思った。

 

エグい芥川賞系だった。

 

第二部までは推理系で、第三部は別物。

生きる、死ぬ、神がどう、世の中がどうとか。

 

何の宗教もやってないけど、空から神様が見てて、

悪いことしたら罰が当たるんじゃないかと考えたりはする。

しかし、これにはついていけない。

 

登場人物が狂っていき、いよいよ何を言ってるのか分からなくなる。

これを分かってて書いてるなら中村さんの頭こそ相当狂っている。

 

 

 

そういえば、中島の火事の件はどうした?

 

 

 

 

 

 

 

『旅のラゴス』(新潮文庫)

 

著者:筒井 康隆

 

 

 

 

 

SFかな?ファンタジーかな?

こういうのはあまり得意じゃないと思っていたのだけど

『オーデュボンの祈り』が近い系統だったので流れに乗ることにした。

 

 

 

旅をするような人にしてはかたい口調じゃないか?

と思ったけど、なるほど学者の端くれ。

文明が失われた世界で知識を求めているなら旅にも出るか。

それを復活させるのが目的だけど、そこが複雑。

というのも、あったものが無くなった世界には

いくらか残っているものもあるだろうし、

じゃあ何がどれくらいあるのかとか、

先達の教授は何も出来なかったのかとか、

想像しにくい部分も多分に含んでいた。

 

 

 

文明だけでなく、人間模様も面白い点があり、また複雑な点もあった。

 

淡々と話が進み、うまくいきすぎてるでしょ、と思う点もあったけど、

ダメってわけじゃないかな。

 

レビューで「何が言いたいのか分からない」と書かれていたけど、

別に小説に何かメッセージ性を求めすぎることもないかと。

 

レビューによって気になってる本に迷いが生じて嫌だな。

 

いくらかメモのつもりでKindleのハイライトを使ったのに、

容量オーバーで見返せなかった。

 

 

 

説明もなく「おれ」から「わたし」になったけど、

文脈的に考えてもただのミスってわけじゃないですよね。

 

 

 

 

 

 

 

『はなちゃんの夏休み。』(ほぼ日ブックス)

 

著者:石田 ゆり子

 

 

 

 

 

ゆり子さんはインスタグラムで

「『人間(ゆり子さん)目当てなのに動物ばっかりじゃないか』という意見がある」

といった旨の発信を度々している。

 

自分も人間目当てのひとりで、

だからといって動物ばかりということに文句もなかったのだけど、

いよいよ動物の方が楽しみだと思うくらいになってきた。

 

彼らのことを愛おしく感じるようになったし、

彼らを愛しているゆり子さんにより魅力を感じるようになった。

 

本書は先代のわんちゃんがメインで登場する。

可愛くて、優しい。

 

 

 

今の子との時間を大切に、出来る限りの愛情を注ごうと、

改めて思うに至った。