「今」のもう1つ上へ。 ~ひとまず脱・無気力へ~ -13ページ目

「今」のもう1つ上へ。 ~ひとまず脱・無気力へ~

テーマは「今」の自分よりも1つ、そしてその自分よりまた1つ、と成長すること。そのための日々の記録、思ったこと、あとは普通に日記とかを書いていきます。

『アイネクライネナハトムジーク』(幻冬舎文庫)

 

著者:伊坂 幸太郎

 

 

 

 

 

世界は狭いな。というか、狭い世界を描いてるのか。

 

短編集で、それぞれに登場する人物に何かしらの繋がりがある。

こういう作品は他にないわけじゃないけど、

なんかこう、発見したときに「おっ!」となる感じがたまらない。

 

伊坂さんの本は初めてだけど、

後書きでの本人曰わく、らしくない作品のようだ。

他の作品のあらすじとかをみていても確かにそれは想像できる。

 

この作品は、なんていうか、和む。

 

『ルックスライク』が一番好きかな、と思ったけど、

どれも繋がってるからやはり、この一冊で、良いのだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

『蛇行する川のほとり』(集英社文庫)

 

著者:恩田 陸

 

 

 

 

 

強く感情移入をしたわけではないのに、

涙が出そうで悲しくなった。

 

楽天的に思えた始まり、

こうなるのかなという想像、

それとは違った展開を経て、

段々と深刻な物語になった。

 

終盤では「これぞ小説!」と思えるようなシーンもあって、

悲しいながらに晴れやかな気持ちで終わり、

と思いきやその後がある。もうひと落としされてしまった。

 

登場人物は高校生と中学生かな。

女性陣の言葉遣いが大人びていて、

少しだけ不自然な感じもした。

 

香澄さんと芳野さんから出る雰囲気というのはどんなだったのだろう。爽やかではないし、爽やかでもある。

 

 

 

 

 

 

 

『ふる』(河出文庫)

 

著者:西 加奈子

 

 

 

 

 

こどものころ、親戚がくれたおもちゃを、

嬉しくもないのに、嬉しそうに振る舞ったことがある。

 

自意識過剰というか、考えすぎというか、その時のことを思い出した。

本書の主人公に自意識過剰を見いだし、共感を持てる点がいくつかあったと感じるからだ。

 

しかし同時に分からない部分もある本だった。

 

トーンは心地いい。

島本理生さんの『生まれる森』の時のトーンに似てる気がしたけど、

昔のことだから定かではない。

 

あれもこれも、とても面白かったというわけではないのだけど、

心地がよかったという印象は一緒だ。

 

 

 

 

 

 

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