『通天閣』(ちくま文庫)
著者:西 加奈子
決して明るい話でも、おもしろい話でも無かった。
自分は安全のようで、安全じゃない場所にいることを感じさせられた。
少し隣のようなところだと思う。
それでも、もっとひどくなるのが怖くて、
その場所から動こうと思えない。
ひどくなるとしか思えないから。
ひどいとばかり決めつけるのもどうかとは思うが。
男の方の感覚は理解できない気がした。
理解できる点もあるが、自分とは違うと思おうとした。
思おうとしてる時点で、似通った感覚があると認識させられているのだ。
落ちて、そして決して救われなかった。
既に一歩、踏み入れているかもしれない。
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