プリわんのお馬な日常 -12ページ目

プリわんのお馬な日常

「競馬は記憶のゲームである」をベースに、独自の視点からあらゆる競馬のお話を掲載しています

東京1R  3歳未勝利  ダ1600m



アブサンラバー



桜花賞3着馬ノースサンデーの子供。500キロを超える大型馬で、初戦は明らかに余裕残しの体つき。実戦でも砂を被って怯み、追走すらままならず終始離れた最後方。しかし、直線で大外に持ち出されて視界が開けると驚くべき末脚を発揮して5着。あと30mほどあったら差し切っていた。当然叩いた上積みは見込めるだろうし、一度使われて馬がレースをいくらか覚えたはず。前進必至。




東京2R  3歳未勝利  芝1400m



キングズクエスト



前走後に去勢し、今回は休み明けの一戦。他馬に気を使う面があり近走成績こそ今一つだが、伸び脚に見所あったデビュー2戦の走りを考えれば、今の未勝利なら力上位のはず。力を出せれば好勝負できる。




東京10R  江の島特別



ルルーシュ



前走は正攻法の競馬で抜け出しながら、ゴール前で気を抜きエプソムカップに出走するシルクアーネストにハナ差だけ差された。まだ気性的に幼い面は残っているが、秘める素質は断トツ。降級戦の今回は1000万にしてはメンバーが揃った感はあるが、陣営が天皇賞を狙いたいと宣言している馬。ここは通過点。




東京11R  アハルテケステークス



ガンマーバースト



オープン入り初戦となった欅ステークスは勝負どころで前が壁になり消化不良の一戦だったが、それでも0.8秒差に踏みとどまっている。早めに先頭に立つとソラを使うので仕掛けどころは難しいが、前々走の余力十分の勝ちっぷりからオープンでも通用する。相手は揃ったが一発があっても。




阪神10R  三田特別



リベルタス



2、3歳時にグランプリボスやショウナンマイティと好勝負しているように、実績、能力とも2クラス降級したここなら圧倒的な存在。ただ、昨春に疲れを引きずったまま厳しいクラシックを戦ったことで馬の闘争心が消えており、ここ2戦もまったく話になっていない。間隔をあけたことでリフレッシュできていればいいが、斤量も58.5キロとかなり苦しい。馬自身の気持ちの問題なので当日の気配次第だが、信用するべきではない。











今週から函館開催が始まりますね。私としては、函館競馬は毎年福島とセットでやってきてこそ夏競馬の始まりを感じることができていたので、これまた1週早い開幕はなんだかなあ・・・という感じです。天気が悪そうなので馬場も気にしなくてはなりませんね。




6週連続GⅠシリーズのラスト、安田記念。1番人気が6倍台という前代未聞の混戦を制しGⅠタイトルを手にしたのは、昨年の同レースで同厩の後輩にクビ差で敗れていたストロングリターンだった。





大方の予想通りマイラーズカップを逃げ切ったシルポートがここでもハナを切る展開。しかし今回はそれを前年の覇者リアルインパクトが追いかける形になり、楽逃げできなかったシルポートはペースを上げざるを得ず、自然と後方有利の流れに。そんな中でじっくり自分の競馬に徹したのがストロングリターン。直線はスムーズに進路が開いたのも幸いし、早めのスパートからエンジン全開。自慢の末脚を存分に発揮して、並んで伸びてきたグランプリボスを抑え込んだ。

昨年2着に敗れた安田記念以後はこの1年で2戦しか使えなかっただけに、力関係は計りづらかったが、能力そのものは高かった馬。度重なる故障で出世は遅れたが、デビュー戦でサンカルロと接戦を演じたときから素質の片鱗は見せていた。6歳にしてようやく完成の域に近づいた同馬だが、まだよくなる余地もあるだろう。久々にマイル路線の主役を張ってくれる活躍を期待したい。



今年惜しくもクビ差で戴冠を逃したのは昨年の3歳マイル王グランプリボス。近走はなかなか本来の走りができず不振が長引いていたが、復活を示す2着だった。調教の動きがよかったのも調子を上げているサインだったと言えそうだ。交わされてからも差し返そうという根性を見せていたし、スランプは脱したと言っていい内容。それだけにこのクビ差は悔しいクビ差だろう。



15番人気で3着のコスモセンサーは強い3着。好スタートを切ったが、前走同様に僚馬シルポートにハナを譲りすっと好位のインで我慢。直線は開いたところからグイグイ伸びた。上位2頭に早めに来られた分先頭に立っている時間こそ短かったが、最後までしっかりとした脚取りで伸び続けた。昨秋からずっと安定した成績を残し続けているように、メキメキ力をつけているのがよくわかる。この馬も本格化したと言える。



昨年の覇者リアルインパクトは先述の通りシルポートにプレッシャーを与えに行って厳しい展開を作っての6着。昨年と比べて展開が速く斤量も重い厳しい状況においてこの競馬なら力は見せたと言える。



1番人気に推されたサダムパテックは伸びを欠き9着。上位2頭の前で流れに乗り勝ちパターンかと思われたが、いざ追い出すとまったく伸びがなかった。鞍上の談話にもあった通りこれといった敗因が浮かばず不可解な敗戦。時計勝負が不得意なのだろうか・・・?



久々のマイル戦だったローズキングダムは流れ込むだけの13着。この馬にしてはずいぶんとおとなしかったが、気配そのものはよかったと言っていい。ただダッシュが利かずに後方からの競馬を余儀なくされ、道中はハイペースを追走するので一杯一杯。最後まで脚はしっかり残っていたし、結果的に3200mの後にいきなり半分の距離でレースをするのは厳しかったか。この流れを経験したことでもう抑えは利かなくなるだろうし、今後はマイルから長くて2000mまでの馬となるだろう。



16着と大敗したアパパネは雰囲気は悪くなかったが、前走のヴィクトリアマイル同様に馬体に迫力がありすぎた。馬体重こそ-2キロだったがかなり立派になりすぎているし、体つきが強い頃のものではなかった。ゲート入りを嫌って尻っ跳ねを見せたときには本来の力が出せるかと思ったが、よくよく考えてみれば蹴りあげる回数がいつもより断然多かったように思う。もしかすると好調時に見せる仕草ではなく、ただ単に競馬がいやだっただけかもしれない。そろそろタイミングか。



ペルーサはまずまずのスタートから気合いをつけられて先行。ここまでは作戦通りだったが、3角過ぎから手応えがなく鞍上の手は動きっぱなし。4角を回った時にはすでに減速していた。初のマイル戦でただでさえ速い流れの中でガツガツ攻める競馬をしたことで、結果的にまたジャパンカップ同様に馬がレースを投げてしまった。どうにも本気を出してくれない。



ちなみに夏場は休養に出す予定のようだが、これはミスジャッジだろう。ただでさえ競馬を舐めきっている現状で、この安田記念でもレースをやめてしまっているにもかかわらず、またここで休みを入れたら、馬がこの程度でも休めると勘違いしてしまう。というよりもうしてしまっている。元々ペルーサ自身、現役屈指の賢さを誇る馬だけに、余計に本気で走らなくなる可能性が高くなるだろう。そうなればこの安田記念で序盤から気合をつけて行った内容は完全に無意味なものになってしまう。なにか状態面で不安があるのなら別だが、藤沢調教師らしくない判断に少しばかり残念な気持ちだ。





今回ストロングリターンがマークした1分31秒3はダノンシャンティがマークした驚異のタイムより0.1秒速いレコードタイム。最近はどうにも速い時計の決着が多く、ゆえにダノンシャンティのタイムがこうもあっさり更新されてしまっては価値があるのかどうかよくわからなくなってくる。硬すぎるからどうとか故障がどうとかは別問題として、ちょっと時計が出過ぎで見ていて面白味を感じないレコードになってしまうのが正直なところだ。






安田記念



◎ペルーサ
○ラッキーナイン
▲ローズキングダム
△サダムパテック
△ストロングリターン
△グロリアスデイズ
☆リアルインパクト




毎年安田記念を迎える度にいつも、混戦混戦と口にしている気がする。確たる主役がいない状態が長く続いてしまっているこの状況では、日本のマイル路線のレベルは疑われて当然である。


考えてみれば近年はタイキシャトルやトロットサンダー、ノースフライトのような生粋の名マイラーが登場しない。近年ではウオッカやダイワメジャーは確かに強かったが、距離はマイルより長くても大丈夫だったし、ウオッカに至ってはダービー馬である。レース体系や各路線の整備を進めた結果、単純なマイル適性だけでは決まらなくなってしまった感が近年の安田記念にはある。今年はその他路線からやってきた、ただ者ではない2頭が一層面白い。


いい加減本気を出して欲しい未完の大器ペルーサ◎。

元々かなり頭のいい馬だが、成長するにつれてずる賢さに磨きがかかりすぎてしまっている現状。前半楽をして走っても、直線に入れば自然と先行馬が下がってくると思っているがゆえに、自らが本気を出すことがない。おまけにスローで単調な流れではレースを投げてしまう。それだけに、息を入れる場面がほぼないマイルの忙しい流れは確実に合うと言える。


今回は昨秋の天皇賞同様シルポートが引っ張ってくれるのでペースが引き締まるのは間違いない。集中力を切らすことなく走れば、潜在能力の高さは周知の通り。冬場に増えた体重は乗り込む毎に絞れ久々でも状態は万全といえる。
結局最後は本気を出すか否かにかかっているのだが、少なくとも本気を出させる環境、条件は整った。今まで何度となく振り回されてきたが、そろそろ勝たなくてはならない。ペルーサにはぜひとも自分の立場を理解して走ってもらいたい。


繰り返すが絶対的な存在がおらずレース毎に勝ち馬が変わるような今のマイル路線のレベルを考えれば、実績を残してきた香港のラッキーナインが妙味も信頼度も他の日本勢に勝り、相手にふさわしい。昨秋のセントウルSで馬群を割って見せた伸び脚はさすがのもので、馬場への適応力は証明済み。スプリンターズSではゴーサインを出した瞬間に前をカットされスムーズに加速できずの5着。広い東京コース、距離延長ともにプラスで、スムーズなら好勝負が期待できる。


2歳王者ローズキングダムの復活も可能性は十分。そもそも瞬発力が武器で、燃えやすい気性の馬に2500m以上をこなせというのが無茶な話で、距離短縮は大きなプラス。朝日杯を勝った当時は楽に追走していたし、古馬になってから苦労している折り合いはマイルなら大丈夫。この馬の場合、一度マイルの流れで走るともう後戻りはできなくなる可能性が高い。ここまできたらマイラーになって欲しい。


サダムパテックの前走京王杯SCは久々にらしさが出た一戦だったが、メンバーレベルは疑問。GⅠではまだ詰めが甘いキャラでは。その京王杯で4着だった昨年の2着馬ストロングリターンは叩かれて上昇。馬群を割る競馬ができれば上位争いは大いに可能だろう。もう一頭の香港馬グロリアスデイズは馬場適性が未知だが、秘める力はラッキーナインと同等以上。底力勝負にも対応できそうな雰囲気で、まだまだ伸び盛りの怖い伏兵。


穴は昨年の覇者リアルインパクト。前走のシンガリ負けで人気を落としそうだが、関東圏での競馬では安定した走りができている。得意の舞台で巻き返しがあって不思議はない。


逃げてしぶといシルポートは、府中のマイル戦では普段二枚腰を使うタイミングで坂を登らなければならず、持ち味の粘りを生かせない。踏ん張りが利きづらいコース形態はプラスにはならず、ここは見送る。女傑アパパネはヴィクトリアマイル時の馬体がいくらか上積みの余地を残していたが、大舞台を叩き3戦目で頑張った前例がないだけに強調しづらい。力を出せれば善戦しておかしくないが…











ユニコーンステークス



◎シンボリエンパイア
○オースミイチバン
▲メジャーアスリート
△アンアヴェンジド
△ストローハット
☆メイスンキャプテン




スケール感たっぷりの走りを見せる◎シンボリエンパイアに期待したい。前走は斤量差があったとはいえ、横綱相撲の一方的な競馬で圧勝だった。まだ揉まれると力んでしまう面はあるが、素質はかなりのものを秘めている。馬体も増えて着実に成長しているし、コース適性は抜群。魅力は十分だ。


ハイレベルなメンバーが揃いどれが勝っても不思議はない一戦。突然覚醒して3連勝中のオースミイチバンを筆頭に、暮れの全日本2歳優駿でオーブルチェフに食い下がったメジャーアスリート、初ダートの前走でポテンシャルの高さを見せたアンアヴェンジドもチャンス十分。ストローハットの前走は脚抜きのいい馬場で判断の難しい内容。このレースで改めてダート適性を見極めたい。


☆メイスンキャプテンはここ2走がやや案外だが、東京コースでの差し脚は堅実。展開次第で上位争いできる。


レッドクラウディアはこれまで戦ってきた相手に恵まれてきた印象。相手がグンと強くなる今回は消し。