凱旋門賞 レース展望 | プリわんのお馬な日常

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さて、いよいよ日本時間の2日夜、フランスのロンシャン競馬場で凱旋門賞が行われます。せっかくですので、ここで私の能書きをたくさん述べさせていただきたいと思います。







まずは日本馬2頭。ナカヤマフェスタとヒルノダムールが出走する。




ヒルノダムールは前哨戦のフォワ賞で勝ったサラフィナに微差の2着まで迫り、現地での評価も急上昇。その前走は4頭立てとはいえ、直線ではサラフィナと激しく体をぶつけ合う厳しい戦いだったが、さすがの強心臓ぶりを見せた。レース後の調整も順調なようで、陣営も驚くほどの順調ぶり。枠が1番枠ということで、勝負どころでうまく空いたスペースに突っ込めるかが勝負のカギとなりそう。




ナカヤマフェスタは前走のフォワ賞が昨年のジャパンカップ以来の実戦で、かなりの急仕上げでやっと走れるまでになった、という程度のものだった。レースではスタートから果敢に先手を取り、直線半ばまで先頭を守った。さすがに最後は息切れしたが、それでも復帰戦としては申し分ない内容だった。前回マイペースで運べただけに、頭数の多い今回はなるべく抑えていきたいところ。ただ枠が大外枠になってしまったので、変に速くスタートを切ってしまうと危険。そのあたりは当日の馬の気配と、蛯名騎手の手腕に期待するほかない。






日本馬2頭には大きなチャンスだろうがやはり外国馬も強豪馬がそろった。






キングジョージの勝ち馬ナサニエルの回避で、実質的な1番人気となったサラフィナ。前述のフォワ賞では本番を意識してあえて厳しい競馬を挑んでの勝利。価値ある内容だった。昨年は大外から末脚を伸ばすも3着どまり。おそらく鞍上のルメール騎手は08年の勝ち馬ザルカヴァのようなイメージを描いているはず。日本馬の特徴をよく知るルメール騎手がどんなレースを仕掛けてくるか、見ものである。




アイルランドチャンピオンステークスの勝ち馬ソーユーシンクは実績は十分なのだが、調整過程に疑問符がつく。前哨戦のフォワ賞で僚馬セントニコラスアビーがまさか日本馬に先着を許すとは・・・というのが陣営の表情で、ソーユーシンクも元から凱旋門賞一本に絞られて調整されてはいなかった。馬場や展開に注文がつかない馬だが、万全の状態で持ってこれるかが気になるところ。




昨年の勝ち馬ワークフォースは今年に入って精彩を欠いている。エクリプスステークスでソーユーシンクに、キングジョージでナサニエルに敗れている点からも、斤量が大幅に増える古馬として挑む今年は厳しいのではないだろうか。とはいえ、昨年もキングジョージ惨敗から一転して勝利を収めているだけに、無視はできない存在だ。




パーフェクトといえる古馬勢がいないことから、今年も3歳馬が台頭しそう。ニエル賞の勝ち馬リライアブルマンはそのニエル賞で軽く仕掛けられただけでスッと反応しミアンドル以下を2馬身突き放す快勝。レースぶりにインパクトがあったことは間違いない。斤量差を生かせばさらに切れが増しそうで、怖い存在だ。




斤量面では3歳牝馬のガリコヴァにも有利に働くが、前走のヴェルメイユ賞のレースレベルに若干の疑問符がつく。日本人からしてみれば、姉のゴールディコーヴァがマイラーだったことを考えると一線級ではやや劣るととらえたい。




日本のエリザベス女王杯への出走を前向きに検討しているスノーフェアリーとデインドリームもここに出走してきた。特にスノーフェアリーは前走でソーユーシンクに微差まで迫り復調をアピール。日本、香港でのあの切れ味を考えると、万全な状態で出走してくれば怖い存在となる。鞍上にランフランコ・デットーリを迎えたのも脅威だ。デインドリームは当初秋華賞への出走を検討していただけに、前述のソーユーシンクのようにピークを合わせられるかがこのレースでの課題となりそう。




注目度や現地のブックメーカーのオッズもかなり人気薄だが、私はアイリッシュダービーの勝ち馬トレジャービーチに魅力を感じる。イギリスダービーでは勝ったプールモアの強襲に屈したが、斤量面での有利不利を考えると、今回では同じ3歳のリライアブルマンに負けないパフォーマンスを発揮できるのではないだろうか。馬券が買えるものなら☆に抜擢したいところだ。







さて、決戦の日は明日。夜遅くではありますが皆さんテレビにかぶりついて日本馬を応援しましょう。果たしてどんなレースになるのか、今から楽しみです。