今年最初の芝のGⅠ高松宮記念は、1番人気のキンシャサノキセキが混戦を制し優勝。7歳にして初GⅠ制覇を飾りました。
レースは人気の一角アルティマトゥーレが出遅れる波乱のスタート。セブンシークィーンが積極的にハナを主張するも、予想されたほど先行争いが激しくはならず。人気のキンシャサノキセキは中団を追走し、アルティマトゥーレはそれを見ながら中団の内まで追い上げます。
直線は先に抜け出したキンシャサノキセキに、前走の敗戦で人気を落としていたビービーガルダンが襲いかかり、そこにアルティマトゥーレとエーシンフォワード、後方待機のサンカルロが加わる大混戦に。最後はキンシャサノキセキがビービーガルダンをハナ差抑えて大接戦を制しました。
2着のビービーガルダンは昨秋のスプリンターズステークスに続くGⅠ2着。3着にはエーシンフォワードが入った。
~全馬の見解~
1着 キンシャサノキセキ
気配は良好。道中は馬群の中で折り合いに専念。勝負所でスムーズに外に持ち出すと、着実に脚を伸ばし、大接戦を制す。まだまだ活躍が見込めるし、年を重ねるごとに気性面での成長がみられる点はカンパニーに似ている。
2着 ビービーガルダン
前走減った体重を戻し、最高馬体重を記録。好スタートから好位の外を追走。直線は少しフラフラしつつも良く伸びたが、勝ち馬にまたしてもハナ差及ばず。枠が外だっただけに、勝負所でのコース取りが最後の最後に響いた。
3着 エーシンフォワード
好スタート。中団の外を追走し、直線はさらに外に出してよく伸びたが、前2頭にはわずかに及ばず。力は着実につけていて、これからが楽しみ。
4着 サンカルロ
後方から2,3番手を追走。直線は馬群を割って力強い伸びを見せたが、わずかに届かず。展開を考えれば仕方がないが、結果的に位置取りが後ろ過ぎた。
5着 アルティマトゥーレ
スタートでつまずき後方から。直線は馬群の中からよく伸びていて、一瞬あっと思わせたが、最後は苦しくなった。出遅れて終始内のよくない馬場を通らされたことが影響したが、まともなら・・・。
6着 スズカコーズウェイ
後方集団の外目で流れに乗る。直線は鋭く伸びたが一歩及ばず。今回は展開の影響もあったが、1200mでの脚をためる競馬は合いそう。
7着 ヘッドライナー
積極的に2番手につける。4角では先頭に立ち、他馬の強襲に屈しはしたがよく粘っている。この馬の持ち味が最大限生きての着順。
8着 ファイングレイン
パドックでの気配は絶好。道中は中団で脚をためる。直線で進路が開かず、内に切れ込みよく伸びたが、さすがに内と外では馬場の差があった。脚は使っているだけに惜しい内容。
9着 ピサノパテック
腹をくくって最後方待機。直線は大外に持ち出しじわじわと伸びる。展開を考えればよく頑張っている。
10着 トウショウカレッジ
後方待機策。直線は最内にコースを取りじわじわと伸びているが、馬場に切れ味をそがれた感。
11着 アイルラヴァゲイン
好枠を活かして好位の内でスムーズな競馬ができたが、逆にそれで直線進路を失い仕掛けが遅れる。また、スピード比べの競馬のほうがいい。
12着 エーシンエフダンズ
早めの競馬で好位につけるも、4角で手応えがあやしくなり直線は伸びを欠く。現状ではここまでが精いっぱいか。
13着 プレミアムボックス
ゆっくりとしたスタートから最後方に下げるが、3角で大外から進出。直線は外に持ち出すが、いざ追い出されると全く反応がなかった。内にささってストライドがバラバラだったことを考えると、疲れがあるのだろう。
14着 セブンシークィーン
最内枠からダッシュよく先手を取る。直線は早めに来られて苦しくなった。初めての左回りが影響したのかコーナリングにスムーズさを欠いていた。
15着 カノヤザクラ
昨秋のスプリンターズステークス以来の実戦。中団に位置取るも、勝負どころで最後方に下がる。直線はじりじりと伸びてはいるが、年を重ねズブくなっているのに加え、休み明け。この結果も仕方がない。
16着 ショウナンカザン
スタートは悪くなかったが、普段のダッシュが見られず中団の位置取りに。走りは悪くなかったが、直線は伸びを欠く。スピードを活かす競馬ができないと厳しいか。
17着 グランプリエンゼル
まずまずのスタートから好位につけるも、直線は伸びず。得意の形になっているはずなのだが・・・。
18着 エイシンタイガー
すっと好位につけるが、勝負所での反応が悪く、直線では手応えなし。連戦の疲れが見える。
最終週ながら決して外が伸びる馬場ではありませんでしたね。2年後のリニューアルした中京競馬場ではどんなレースが繰り広げられるのでしょうか。