ワインじゃないお前は酢 -72ページ目

今だ今


変えれるなら、過去?未来?
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怠惰は筋金入りで、過去だの未来だの、そういったものを見て、いざ変えようとする気合いがあるなら、「今やったら良いじゃない」と思ってしまう。
SFは星さんの短編に限る。

セラピスト菅原チハルのハワイ暮らし

今日の自転車

今日は秋が瀬まで走る。

なんで走ったのか、サイクリングロードをそこいらまで行き、埼玉大学前の通りから国道17号へ出て池袋方面に走る。

また荒川の方に入る前、戸田市に食べ放題の焼肉屋がある。そこへ行きたく、自転車を漕ぐ。

腹痛を患うほど食べて、また荒川サイクリングロードへ入り、次は河口に向かって走る。
河口までは向かい風、だいたい5キロも走ると、腹がたくさんになったことを忘れる。とにかく腿がふくらはぎを巧く押して、クランクを回すことに意識がいく。

ここいら山はもとより起伏が無く、東京湾より来る向かい風に頼る。
それだけで無く、折り返せばもちろん追い風につき、帰りは自然のブースターがつく。疲れが吹っ飛ぶほど気持ちが良い。

触る親子


地元の怪談教えて
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荒川近くの母の実家。
戦後、消防士になった祖父が建てた家。

二階建てで祖父母が一階、母と叔父の姉弟が2階に部屋を持ち、今どきそれは平凡だろうが、祖父が少し思いきって無理をしたのかなと思う。

その家で父と出逢うまで母は寝食し、父との同棲で離れて結婚をして、私を産んでまたぼちぼち帰るようになる。

玄関に入り、靴を脱いですぐ右手側、二階へ続く階段。
階段をのぼるとすぐに姉弟が隔てなく育った子供部屋に入る。

その部屋に赤子の私をよく寝かし付ける。
普段はぼうっとして、たまに愛想するくらいのこだったが、この部屋に入ると、とにかく泣いたらしい。
母は抱いてあやすが泣き止まない、何度と、日を別にしても、そこにいると泣きはじめて、部屋をでるまで泣き止まない。
母は泣き止まない理由に気付いた。それからは一階の祖父母の部屋で寝かし付けることにした。
私はまた平然になってまたぼうっとする。

祖母の作るカレーが、母が作るものとは違いライスカレーだったことに慣れず、私はそれを残して少しわがままを覚えた頃になる。

夜になる。
母とふたり、二階の子供部屋で寝ていた。
ふと起きる。
母は私の右で静かな寝息をたてている。
その時は、認識は出来たものの物事がまだまだ未熟で、今の私にこそ驚きと不思議があるのだが、ただ二人がいるだけの部屋の中、柔らかくて温かく幼子だった自分より確かに大きいのだが、華奢な指が自分の指に絡まる。

それをまた時間がだいぶ過ぎて成人した頃母へ話す。
何となく理解をしていて、私という新たな認知者をもって、確信に至ったようで「やっぱりね」と言う。

荒川の近くにある家だった。