②の続き
セット、演出の話。開演前のポスター画像。あれは必見ですね!
ナウオンを観る限り、個人個人で考えたんだろうか?星組生がいちいち愛おしい。
あれ、ポスカ売ったら絶対売れるだろうに、そういうところは相変わらず商売が
特筆すべき凝った演出というのはそれ以外にはなかったか。
いちいち昭和なのは、もう原作がそうだから仕方がない。。。と思いつつ、
あれ?映画の方ってそんなに演出昭和昭和してたっけ?っと我にも返りつつ(笑)
啓介と聡子のW不倫のシーン。上下に分けて同時進行させるのは、
上手い事やっているなと。お互いが見えないので、合わせるのも大変そうですね。
状況はちがうのに、男性陣がシンクロしてアワアワしているのが面白い。
元々そんなに人数のいる芝居ではないので、その辺は田原坂46と
SPたちで人数を稼いでいたり。田原坂46は舞台ならではの存在ですね。
なんで田原坂なんよともなりますが。プログラムに三谷先生がいろいろと
言ってくださってますが、絶対そんな深い理由はないと思う。
そういえば、プログラムでは三谷幸喜が舞台は観に行かないと言ってましたが、
ちょっとそれはそれで寂しい・・・けど気持ちも少しわかる。
話を戻して。SPの人数がわっと出てくるところなんてベタベタな演出ですが、
それにフフッとなってしまうのが悔しい(笑)SPの長がさきっぽだからか、
細かいところまで笑いの指導が入ってるんだろうなとw
大希君がSPとして初仕事したシーンもハリセンどこで持っとったんかーいと。
さきっぽ好きとしては、今回彼女のエージェンシー力が思う存分発揮されてて嬉しい。
映像も使われてはおりますが、背景として埋没していたイメージ。
フリー素材の画像がバンバン出てきたときはちょっとおいおいと。
まぁ、、おのだっちの映像は反則なんよ(笑)おのだっちは全部反則ですが。
そんな、色々思うところのある演出ですが、最後の記憶を取り戻すところでやられた。
身内ネタって言ってしまえばそうですが、二人の軌跡の振り返りに愛を感じますね。
(わざわざグルジアって言うところは、そういうとこやでと思いましたが)
インドでは自転車を直し(『RRR』)、ジョージアではダンスを踊り(『ディミトリ』)
キラキラ星を連弾し(『ロック・オペラ・モーツアルト』←国名言ってましたっけ)
バスティーユ監獄に行き(『1789』←何しに行ったw現在は広場になっているらしい)
エジプトでは生き埋め(『王家に捧ぐ歌』本当に何があったww)
このシーンじゃないですが、聡子がワインを所望するシーンは
めぐあいのアンジェリカっぽさがありましたね。やっぱり意識してか。
最後も大団円で、終わりよければすべてよし!な気持ちになれます。
結局、ハッピーじゃなければエンドじゃない!ってところですね(笑)
衣装、音楽について。星組は久々の現代もの。近代物もほぼほぼないので、
こんなにがっちりスーツなのは『ベルリン我が愛』以来でしょうか。
まぁ、『食聖』も現代ものか(笑)スーツはエリックぐらいでしたが。
久々にスーツでかっちり???決めている星組生は新鮮でかっこいい。
政治家たちのビジュアルは、どこか皆おかしいのですが(笑)
あれは先生指定なのか?自分たちで考えてやっているのか?
舞台稽古では笑い好きて、きっと芝居にならなかったに違いない。
アメリカ大統領へのおもてなしがハッピを着てなのが
いかにもステレオタイプなのですが、もしこれが本当なら?
と思うと、ちょっぴりぞぞっとする。
ただ、るりはなにハッピを着せたのは大正解!めっちゃかわいい!!
ナンバーは曲数は多くなく3つ4つのメロディを回して使っている感じ。
まぁ曲調もやっぱりなんとも昭和(何回目)なのですが、
割と耳残りがよく、「献金マーンボッ、ウッ!」なんてついつい口ずさんでしまう。
続く