①の続き
演出、セットについて。舞台で観た方が圧倒的にいいもの、後にテレビで
見返してもその良さが損なわないものがありますが、謝先生は後者なのかなと。
シンプルだけど美しいセット、そして流れるようなダンス。
計算しつくされた美は、後に映像で見てもハッとする美しさです。
(勿論舞台で観た方が良いのは良いのですけれど)
今回もダンスナンバーが多く、いや、そこで踊るの!?ともなりますが(笑)
ミュージカルとかとはまた趣が違うんですよね。シンガーもがっつり踊るから?
ストレートプレイに近い演出の先生もいるわけですから(某M先生とか)
こういった方向性の演出もあっても、それはそれでありかなと思ったり。
セットは凝ったセットはありませんでしたが(鉄工所の火の表現はお~!と)
作品には合っていたかなと。曲線が多く使われていたのも特徴的。
ただ、ちょっと立体感はないというか、大劇の機構はあまり使えてなかった気も。
個人的にはドロイゼン家の階段が2階部分がぶちっと切れていたので
セリとか使ったらいいのにとか思ったり。あと、鉄道の話なので、
ちらっと映像だけでも鉄道が出てきてほしかった気はします。
ナンバー、衣装について。思ってたのも倍はナンバーが多かった(笑)
印象的、、のはですが、(5人兄弟ナンバーは振り付け共に印象的でしたが)
どの旋律も美しく、ナンバーになると一気に作品に引き込む力があると思います。
魔女たちは本当に皆さん歌うまで耳福何より筆頭の美穂さんの力よ。
雪組って歌のイメージはあまりなかったのですが(そらや諏訪先生等
個々には上手い人がいるのですが)全体的にも歌声がまとまって聞こえました。
衣装はドロイゼン家がそれぞれ兄弟の個性がでていますね!
長男はライラック色になるのかな?個人的にはそらのすらっとした軍服姿と
華やかな貴族衣装のギャップに(世の中ギャップですからw)
ギャップと言えば、いきなり華やかな衣装で来た六男もいますね(笑)
前半は少し?辛口にもなりましたが、元々は謝先生の演出は好きな方で。
1作品しかない『MAHOROBA』とかも好きでした(賛否両論でしたけどね)
今回も少しお話があるショー作品として楽しんだら、もっと違う発見もありそう。
ショーの話は続きで