普段はこういう内容は限定記事にするのですが
今回自分が手術する際に手術された方の体験ブログを探していたのですが、
意外に?数が少なく、そしてその少ないながらもお話がとても貴重でしたので。
自分も他の方のお力になれたら!ということで、書き記しておきたいと思います。
そもそも、元々頻脈気味(100近く)で血圧の上と下の幅が狭かったのですが、
10月あたりから急に疲れやすく、ちょっと動けば動悸を感じるようになり。
体調管理のためにスマートウォッチを買ってみれば、常時脈拍が120
こりゃいかんと心臓専門の病院に行ったのですが、自分では自律神経の
乱れとか甲状腺の問題?と思っていたら、どうやら心房頻拍という
心臓の信号が通常(洞結節)以外からも発しているために起こる
不整脈の一種だったそうで。軽い心筋梗塞を起こしたのが原因ではないかと。
このままほっておくと、脳梗塞や心不全を引き起こしかねないとのこと。
まさかの診断に結構ショックを受けたのですが、とりあえずは薬で様子見。
ですが、一向に良くはならず、日に日に体がしんどくなる一方だったので、
思い切ってカテーテルアブレーション手術を行うことに。
(本当に1月は毎日ゾンビのようになりながら仕事に行ってた)
カテーテルアブレーション治療というのは、一般的には鼠径部から動脈を通じて
心臓にカテーテルをいれ、不整脈を起こしている不具合部分を焼灼し根治するもの。
治療確率は7~8割程度と言われています。焼いたところで違うところから
不整脈を起こしたり、そもそも場所的に治療が行えなかったり等々。
(心臓の重要部分に近いと焼灼することでさらに重篤な病気引き起こしたり)
そんな説明を受け、それでもやるかは本人の同意次第。
でも本当にしんどかったので同意し、手術1週間前にはCT検査を実施。
CT検査をするのも今回初。造影剤をやったことがある人はわかると思いますが、、、
あれ本当に気持ち悪いですね気分が悪いじゃなく気持ち悪い。
(気分も少し悪くなりましたが)あの点滴を入れられた瞬間に入れられたところから
一気に下部に熱がぶわっと広がる感じ。思わず「熱っ!」って言いましたし。
入院当日(手術前日)
即座にホルター心電図(24時間つけっぱなし)のものをつけ(退院時までつけてました)
書類やら検査やらでてんやわんや。その後、すぐにシャワーにとのことだったので、
4時ごろシャワーを浴び、当日は特に何の制限もなく就寝まで自由に。
入院2日目(手術当日)
手術は午後1時半から。ということで、午前中はのんびり。といっても11時ごろから
手術の準備を始めるとのこと。。。だったのですが、中々看護師さんが現れず、
結局11時半に準備。といっても、点滴のみでそれ以外は準備してしまうと
動けなくなるということで、手術前(1時ごろ)に始めてもらうことに。
だったのですが、12時ごろ「大変です!今すぐ手術室向かいましょう!」
と、1時間半も予定が繰り上げ急いで手術の準備をし、車いすで向かうところを
まさかの歩きで向かうという心の準備もへったくれもないまま
(でもその方が不安を感じずに済んでよかったかも)すぐに手術台へ。
手術箇所が場所だけに素っ裸(下もなし)で、手足も拘束状態で
手も足も頭にも(もちろん胸も)いろんなものを装着され、局所麻酔でいざ手術。
といっても、その前に点滴で鎮静剤を打たれて。。。手術されたことも覚えてないという(笑)
(最後の記憶が、色々と剝ぎ取られ、つけられ、縛られというw)
目が覚めた時には自室にいたのですが、「これから手術ですか?」なんて
間抜けなことを聞いたぐらい、まったく手術の記憶がないのですが。
まぁそれからが大変でまず体の自由を取り戻すのが。
手術自体は1時間半ほどで終わったそうですが、体を動かしてはいけない!
ということで、5時半ぐらいまでは足の固定器具をつけられたまま。といっても、
鎮静剤が効きすぎて体をうまく動かせず(最初は本当に動かなくてびっくりした)
固定器具をとられてから、1時間後に尿管カテーテルをとってもらいました。
・・・これも、もちろん初めてだったのですが、、、手術より色々きつかった
入れるのも取るのも、取った後も。。やったことある方はわかると思いますが。
もうこれだけはしたくない(でも、これからする機会まだまだあるやろな、、、)
8時ころには点滴も取ってもらって、晴れて自由の身。とはいえ、当日はベッドの上でしか
過ごせませんでしたが(そもそも起き上がるのもしんどかったですしね)
それでも猛烈に腰が痛かったですが、少し前までは足の固定が翌日まで
行われてたそう。何が辛いって、背中と腰の痛みとの闘いだったとか。
ただでさえ腰痛持ちなので、色々改善して本当に良かった~!
当日といえば、無性に首が痛くて。ようやく動かせるようになった手で探ると、
どうやらガーゼがあててあり。後で聞いたところによると、首(頸動脈?)からも
カテーテルを入れてたとか。それが、数時間経っても出血したままだったみたいで
「首が、、、首が痛いです~」と、朦朧としながら話したのは覚えている。
入院3日目(手術翌日)
脈等は正常値に。こんなにも動悸がしないのは久しぶり!
とはいえ、手術跡は痛いし、体は重いし、心臓もやはり重たいし
それになにより、喉がつかえる感じがして、やたら喉が痛い気がする。
それを看護師さんに伝えてたら、意識がない状態なため、舌根が落ち込まないよう
鼻からチューブを刺してたからとのことで。後から色々知る真実
そりゃ意識ない方がよかったけれどね(笑)手術中も少しハプニングあったことも知る。
とはいえ、それでも今は無事終わってよかったということで。
普通に入院食を頂き、特に制限等はなくのんびり過ごす。
入院4日目(退院)
こちらも、あさから検査はありましたが、特に異常は見えなかったので退院。
3日目(手術翌日)はすこぶる体調はよかったのですが、やはり動くと
術後なだけあってしんどさはあり1週間は自宅療養するよう担当医からも言われ。
とまぁ、なんせ記憶がないためあまり役に立たない体験記にはなりましたが
そこまで不安になるようなものではなかったことだけはお伝えしたい。
(私がものすごく不安に思っていたので)
何より呼吸ができるって本当に素晴らしい!
再発はものすごく不安ですが体に十分気を付けて生活していきたいと思います。