今日は阪神ファン感謝デー!(そっち?w)抽選したら当たったので行ってきました!
こちらの友の会は当たるのに、お友達になりたい友の会はなかなか友達にならず
そんなこんなですが、ファンを楽しませようとしてくれる気持ちはジェンヌさんも
野球選手も同じ。本当に楽しませてもらいました(本気で大笑いしましたw)
その終了時間が3時半、ちなつ君の配信も3時半
悩んだ挙句、ファン感謝デーはちょっと前に切り上げ配信に参戦。
ということで、簡単に感想です
謝先生が演出を手掛けられるのは『眩耀の谷』に続き2作目。
今作も民族や独立心、漂白や尊厳といった点にポイントが当たってます。
スペイン人って汶族って血のつながりあるかしらって思うくらい(笑)
どことなく、音楽の雰囲気も『眩耀の谷』に似ている部分がありますね。
それでも今作が『眩耀』と大きく違うのが、それが主のストーリーではないこと。
『眩耀』が割とシンプルなストーリーに対し、今作は主人公がとある貴族軍人の
替え玉をするのが主ストーリーにサイドにスペインの民族運動が裏で進行します。
さらに、主人公の人物背景も話が明かされ、ヒロインサイドとの話とも複雑に絡み合い。
大劇で1時間半でまとめるのと、小箱で作るのと勝手は違いますが、
前作に比べて丁寧に話が進んでいき、展開も飽きさせません。
まぁちょっとご都合主義で、やっぱり最後は謝先生の主張が強く出るのですが
それでも面白けでばそれも良しポスターや公演解説で受けた印象に比べ、
所々コメディ要素もあるのも、結局悪人らしい悪人もなく扱ったテーマに比べて明るく
観劇後も軽い気持ちでいられるのも色んな意味でホッとする(比較対象星組ww)
演出面は謝先生らしさが随所に光っていましたね!力強いダンスやコロスの使い方も
『激情』や『黒い瞳』の振り付けを思いだしました。セットはシンプルですが、
(シンプル具合では別チームの正塚芝居並み(笑))その分ライティングの使い方が綺麗でした。
演出で印象に残っているのは、最後の立ち回り。ローブ姿から、あんな脱ぎながら
立ち回りするとは(笑)服を脱ぐ時の色気に定評のあるちなつ君ならではか?
特にうまい事作っているなぁと思ったのが、話のラストで女性陣がフラメンコの大会に出ると
着替えているのですが、そのままの勢いでフィナーレに突入するところ。作中も時折
見せていましたが(桃歌ちゃんのダンスがすごかった!そして芝居は専科かと)
やっぱり宝塚のスパニッシュは本当にカッコよくて素敵ですね
さらにカテコも芝居の延長でそれぞれの名を呼んで紹介をしてたのが面白かったですね。
男役群舞は扇の小道具を使うのですが、これまた素敵でちなつ君の白地に黒で
大きく花をあしらっている詰襟姿がまた長いおみ足に良く似合う!
作中はどちらかいうとちるちるのお衣装のほうに目がいってたので(笑)
なんせほぼほぼヒゲの軍服姿でしたからねそれもダンディでカッコよかったですが。
その後のデュエダンも作中同様ちなつ君とちるちるの相性ばっちりで。
ただ、、、途中ちなつ君の手をくぐる振りがあったとき、「イライラ棒」(byことせお)
を思い出してしまい、情緒もへったくれもなくなったジャガビー中毒(笑)
(今回はナウオンすらジャガビー決めてる?ってぐらいのテンションでしたね)
本当に芝居巧者ばっかりで、この演技力あっての上質な舞台だなと。
だれが話しても皆台詞がはっきり聞き取れるのが耳に優しい。
ちなつ君にしろあみちゃんの役にしろ、演じ方次第では結構中途半端になって
輪郭がボケがちになりそうですが、しっかりとバックボーンまで見て取れました。
ちるちるの演技も本当に好きだなぁ~すっかり奥様役も板につかれ。
楽曲も良かったですが、どんな歌でも歌いこなせるちなつ君だから安心感がありますね!
みちるちゃんの歌も結構難しかったですが、雪組時代に比べてかなりうまくなりましたよね~
他組に比べると渋さが目立つ月組ですが(笑)こういった舞台だと面目躍如!
次は全ツ組と合流して『応天の門』平安の豪華な月組にも期待!!
明日は東特楽だそうですが、どうか大楽まで最後まで駆け抜けることができますよう・・・