先週末から東京公演が始まりましたね!宣言が明けたとはいえ、まだまだ油断は禁物!
さらに昨日は地震も関東圏の方無事だったでしょうか。。。
色々とありますが、どうか最後まで無事駆け抜けることができますよう、願うばかりです。
そんなこんなで簡単に芝居の感想をば。(ネタばれ注意)
宝塚ではどちらかいうと難しいと思われる少年漫画の実写化。
直近では『ルパン三世』『るろ剣』と偶然にも雪組で上演してきましたが、
それらよりも更に宝塚とは対極と思われる『CH』をまたまた雪組で上演。
これはもはや運命か神様のイタズラか(プロデューサーという名の)
どちらか言うと原作のリョウはシリアス1割コメディ9割なキャラクターですし
(序盤過ぎて頃から特に)、演者が戸惑うほどのお上品とはいいがたい内容。
それを宝塚で表現しきれるのか、そもそも宝塚でやる必要があるのか。
実際否定的な感想の中には、話に置いて行かれがち、ダイジェストすぎとの意見は
原作物アルアルだとして(本来はきちんと纏めなければならないんですが)
作品が古すぎるだの、宝塚でやる必要がないだったり、らしくないだったりの意見も見受けられる。
個人的には、これまでも何度も言ってきたことですが、伝統を守るのは大事。
と同時に、時代が変れば宝塚だって変わっていかなければならない。
挑戦をやめれば、宝塚だって時代に取り残され退化してしまう。
ってか、言い続けているということは常に宝塚は挑戦し続けている。
その挑戦こそが宝塚の“伝統”なのかもしれませんね
一見合わない、あるいは不可能と思った作品を具現化する能力は、
どの媒体にも負けないと私は思っています。
まぁそれでなぜに何十年も前の『シティーハンター』ってところでしょうけれど
リョウの軽妙さ、女性の為なら依頼をクールに完遂させるところ、
そして本当に愛している人には不器用なのは男役主人公のそれですし、
ごった煮状態ですが色々な人が活躍して明るく終わるのも
咲君のお披露目にピッタリなんじゃないでしょうか。
まぁそれでも古さ感じてしまうのは、作品が古いんでも
舞台設定が古いんでもなく、演出方法に問題があるのは否めない
当時を懐かしく感じるような演出は良いと思うんですけれど、、、、
上手く言えませんがサイトー先生にダーイシ味を感じるというか(笑)
(今回に限らず『愛聖女』や『NZM』等々、上げたらキリないが)
こういうところで笑いを取るのはいい加減脱却して欲しいんですよね
古き良きノストラジックさと古臭い、コメディと笑いを取るのは違うのを分かってほしい。
苦言で終わってしまったけれど続く