シーズン1は『英国王のスピーチ』でも有名なジョージ6世が崩御し、
エリザベス二世が即位するところから。どちらか言うと衣装やセットもクラシカルで
時代背景等含めまだ歴史上の話と思えていたのが・・・
最新シリーズではサッチャーやダイアナ妃とリアルタイムで知っている人物が!
予告見てもわかりますが、サッチャー(Xファイルのスカリー役だった方)なんて本人の癖を
よく研究されて演じられているのがわかりますし、ダイアナ妃のくんだりは本当に辛い
実はドラマ自体2016年に始まりましたが、このシーズン4に差し掛かって
ついに英国王室から「これはフィクションです」と注釈をつけてくれと要望がありました。
(視聴者からチャールズ殿下やカミラ妃に批判が殺到したからだそうで)
確かに誇張部分やフィクション部分も多くあるかと思いますし、ドラマをそのまま
鵜呑みにしてしまうのは危険です。が、もちろん事実に即した部分もありますし、
事実は小説より奇なりという通り調べてみたら実際のほうがもっと色々あったり。
バレエ鑑賞中に中座したダイアナ妃。なかなか帰ってこないものでイライラするチャールズ殿下。
すると舞台に登場し「♪Uptown Girl」で男性ダンサーと踊りだして周囲は騒然。
チャールズを思っての行動ですが、本人はドン引き後ブチギレだったわけですが
さすがにこれはドラマを面白くするためのフィクションだろうと思っていたら・・・
まじもんの話だったの!?!?と驚きです(チャールズの反応はわかりませんが、
彼の性格や後々の結果を思うとあながち嘘ではないような気も)
王室関連の話だけでなく英国現代史における重大な事件にスポット当てられたり
お恥ずかしながらドラマで初めて知った英国史上最悪の産業事故
“アバーファン炭鉱崩落事故”土砂崩れが麓の小学校を襲い、
144名が死亡。うち子供が116名という痛ましい事故
この時に女王が向かうかどうか、声明をどうするか等今でも難しい問題とされる話が
ドラマ内でも描かれています(この時は救助隊の邪魔になるからと女王は
すぐには事故現場に向かいませんでしたが、世論に大変責められました)
内容もですが、衣装やセットも豪華絢爛で考証もされております。
左がドラマ、右が本物。この写真見てもそっくりなのがよくわかる。
宝塚的おなじみエドワード8世もかなりの頻度で登場されますし、
(まさかあそこまでひどいと思わなかったよ、きりやん)
現在NETFLIXが見放題であとはレンタルとなってしまいますが、
宝塚ファンとしてもおすすめの作品です