③の続き今度は影ツアーの面々
オカマと警察官(蒼羽りく・澄輝さやと)
クレヨンに会いに行きたかったがために『王妃』を観に行ったと過言ではないくらい(笑)クレヨンが好きw
そんなりくクレヨンですが、普通にスタイルの良い美人さんなのにそこはかとなく漂うオカマ感
全体的にでかい(乙女心発動しちゃってハイヒールなんか履くからw)そんでもってごつい(笑)
あっきーがただでさえ細身なうえに更に細身の服を着てるもんだから、りくの大きさが目立つという。
(普段そう思わなかったのに)美脚も惜しげもなく披露ですが、元々ダンサーですから足筋も見事。
原作よりクレバーさというのは少し落とし気味なのですが、どこに居てもつい目で追ってしまう存在感、
クレヨンがいるだけで場が明るくなる天性の陽気さと茶目っ気。間違いなくりく君の代表作となりそう。
クレヨンの相手役マコちゃん。恰好が恰好だけに警察官に見えず若者に見えてしまうのはご愛嬌w
とにかく正義感の塊で(それが空回りもしているがw)クレヨンみたいな人はきっと今までの人生で
交差したことがなかったんでしょうね。鬱陶しそうにしながらも突き放さないのが彼の優しさで
最後事の終わりにクレヨンが大泣きした時に「泣くな!黒岩源太郎」とハグ&キスした所は
男を上げましたね~(そしてやっぱりクレヨンの方がデカいというw)二人の結末はいかに。
(ただね~付き合ってもいない女性とパリ旅行に行こうとしたのは流石にどうかと思うよ)
この最後に「黒岩源太郎!」と声をかけるのは宝塚オリジナル。原作では逆に黒岩源太郎君や
黒岩君と頑なに本名で呼び続け、最後気を許した(心も体も?)と気にクレヨンと呼んでます。
真逆の展開ですが、どちらの展開も素敵ですね(というか、舞台でクレヨンって呼んでたっけ?)
詐欺師カップル(凛城きら・彩花まり)
様々なカップルがいる中、某漫画に出てきそうな黒ずくめの男女。どうやらパリにはビジネスで
来たようですが(じゃぁツアーで来るなよと突っ込みたくもなりますが)人当たりはそこそこいい。
正体は世界を股にかけるカード詐欺師。が、なんとWブッキングを利用し窃盗を働きあっけなく
御用になり本職以外に手を出すから(原作はカード詐欺を働こうとしたところ偶然金沢カップルと
出くわします)切れるんだか抜けてるんだかの二人ですが醸し出す雰囲気は普通にカッコいい!
二人の語学が堪能な所、頭が切れる所(少なくともパリでは切れるとは、、、)度胸があるところを
金沢に買われて就職。それでいいんかいと思いますが、根っからの悪人ってなさそうですしね!
ちなみに原作の二人は煌びやかな物が大の苦手。ということで、宝塚も苦手設定になってます(笑)
人生の先輩夫婦(一樹千尋 ・花音舞)
お茶目さもあり、年相応の頑迷さはなく柔軟性もあり。教鞭をとっていたということで台詞の一つ一つが
ヒロさんの心地よい台詞回しと相まって心に染みるんですよね!そりゃ戸川君がむせび泣くわけだ(笑)
キャノンはこれが初めてのおばあちゃん役というわけではないですが(『逆裁3』が印象的で)
今回は見てくれといい声色といい、どっからどう見てもおばあちゃん!きゃのん要素は一切なし。
間の取り方もよく研究され、腰も大変そうだな~と二人の芝居があったからこそ、ラスト感動が
更に増しましたね。(そんでもって、割と年配の二人が言葉も通じないパリ市内よく探し回れたなと)
続く