③ の続き個人の感想の続きです。暗躍する人達とその周囲の人達。
歪んだ真実の愛(未涼亜希・大湖せしる)
雷鳴とともに登場する雪丸様、きっとその雷は客席に落ちたことでしょう死傷者多数ですわw
とりあえず、陰謀と野心の申し子といいましょうか。ただでさえ陰謀の世界の住民の中でも、際立って
“真っ黒”です。衣装も真っ黒、模様の蜘蛛の巣は雪丸自身が獲物に罠をかけて絡めとる存在だから。
なのに、差し色の金色は・・・雪丸のちょっとしたお洒落心?(そう思うと雪丸が可愛く思えるw)
そんな蜘蛛の巣に引っかかったのが加奈。元々兄顔負けの聡明さと、並の男以上の剣の腕前の持ち主。
一度は雪丸の本性を知って跳ね除けるも(その際雪丸の顔に傷がつき)本性も陰謀も知ってなお
籠絡されてしまいます。(ただし、持ち前の意思の強さで再びはねのけるのですが)
セリをふんだんに使って、あんなことやそんなことが(笑)客席はもう、死屍累々ですから
慶次が白いドSなら、雪丸は真っ黒なドS。ただ、結局この人も利用されていただけという。勿論、雪丸としても
利用されているのは重々承知だったんでしょうけど、そこまでして一体なにがしたかったのか?
もっと慎重に動きそうなのに割と計画がお粗末だったり、そもそもいくら剣の腕がいいからって忍びの棟梁が
女性に斬られるか?また、賢い女性のはずの加奈もまた雪丸になびくか??腑に落ちない部分がちらほら。
その答えは、アメンバー様が教えてくださいました。なぜなら、雪丸は加奈を本当に愛していたから。
愛しているからこそ裏の世界から表舞台に立ちたかったし(でないと、彼女と一緒になることはできない
でしょうから)愛した女性からまさか斬られると思わなかった。そんな方法で加奈をものにしたところで、
加奈が良しとするはずないのに。。。(現に、2回とも計画の破たんの原因も加奈ですし)
一方、加奈も雪丸との愛が例え歪んだものであっても偽りないものだったから、また身を委ねてしまった。
でも、そんな雪丸との関係があったからこそまつの事を理解していたとも言えますしね!
あんなに真っ黒で救いようない悪役ではありますが、それも“愛ゆえに”と思うと切ないですね
そんな雪丸に乱れ撃ちされて恋に落ちても振り向いてもらえない客席は、もっと切ない。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
ラストシーンはまるで恋人のように去っていくんですね。。。ちょっと救われる気分です例え○国でも。
ぞっとするほどの冷たい目線は観られるものの心を鷲掴みにし、美しいお顔にナナメに走る傷跡も
生々しくも艶やかでもあり、何より声色の艶っぽさといったら。つまり、もれなく召されます
(ラストの憑き物が落ちたかのような爽やかな笑顔にも、もれなくヤられますけどね)
せし姐さんも大人の女性をやらせたらピカイチですからね~(2年前までは男だったのに)そんな二人の
禁断のシーンあまりのアレに観ていられなくて、目がいくつあっても足りません(言葉がおかしいw)
ショーも含め、これが“未涼亜希”の集大成なんだなと。まっつさんの全てが詰まってます
偸組(彩凪翔・他)
初っ端から慶次にやられて猿轡咬まされるわ、主君から足蹴にされるわ、原作同様残念な主馬(笑)
それが、兄が出てきて以来シリアスモードに部下共々、兄の傘下に入ることになります。割とすんなり
兄の下に付きますが、それほど忍びはリアリストな人種ってことなんでしょうね。自分の力量を測り、
このまま自分が率いるより兄に率いてもらった方が自体が好転すると踏んだから。
そんな主馬。棟梁とは言え、現場に出るならもっと地味な格好しろよと(笑)まぁ黒装束の部下たちも、
装束に隠しきれない雪男のキラキラオーラ出まくってましたがwまなはる君のノリノリな忍びっぷりも
堪能いたしましたよ(死ぬときに目を見開いてずっと瞬きしないのが凄かった!)
くのいちの皆さんも大活躍で活躍って言うか、、、怖いですよね笑顔が怖い怖い。
真の・・・(一樹千尋・早花まこ・久城あす)
方々を流れ歩く、いわゆる“道々の者”ってやつで(傀儡師もそのうち)、今回の狂言回し。狂言回しついでに、
物語もかきまぜちゃってくれたりして。彼が何者か。原作者の他の作品で世良田二郎三郎って家康の
影武者がいまして、てっきり彼かと思ってましたが・・・まぁ、パンフでもじゃっかんネタバレしてますねw
なんていうか、いつものヒロさん(笑)狸おやじですね(そして、何気ナンバーが多いというw)
そんなヒロさんにべったりついてるきゃびぃ&あす君の目立つことwまぁ紅白ですしね(笑)
ただ、どちらかというと本性を現したヒロさんに従ってたあす君の方が好みです。
続く