星組大劇『ロミオとジュリエット』Bパターン感想⑥ | ★F**kin' Perfect★

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徒然なるままに、つらつらと。。。

の続き右矢印


女ったらしのマーキューシオ(天寿光希目

とりあえずビックリですよね!そして二度見しますよね(笑)

思えば初演のとよこさんの髪も当時ビックリだった!紅さんのツーブロックもかなり思いきったなと。

タソブルーザーには目が点だった。が、更にその上をいく髪型グーしかも地毛!


パンフよりもさらに鮮やかな赤(ピンク紫?)に右側頭刈り上げ、そしてまさかの剃り込み叫び

もうね、役者魂です!頭が下がりますm(_ _ )m(でもお似合いでしたよ音譜



と、つい頭に目が行きがちですが(笑) 緻密に計算された演技は流石のモノ!

てんてんマキュは狂気と言うよりは凶器。近寄れば切るぞといった風に常に危うい雰囲気を醸し出てて。

事あるごとに立派に剃り込んだ部分を触るのが、上手くマキュのいら立ちを表現してると思いますドクロ


赤Tに対し常に殺気立った目を向けるのですが、ふとした瞬間殺気立つとは言わないまでも

険しい視線を仲間にまで投げかけます。顔は笑ってるんですけどね、目が怖いんですよ汗

きっと、どこか自分の中で“青家の人間じゃない”と仲間と線引いちゃってるんですよね。

青Tはそんなことひとかけらも思ってなくて“皆の可愛い弟”として可愛がっているにも関わらずガーン


そういう意味ではティボと通じるところがあるのかも。青家のあらゆる女抱いてそうだし、光君だし(爆)

というか、似通ってるからこそより反発しあうのかもしれませんが。



それが一転、ロミオやベンとはしゃいでる時はまんま“てんてん”でしょって(笑)

ベンの時にも言いましたが、君らどんだけ仲良しやね~んってべーっだ!


とにかく可愛いんです音譜マーにカッコいいという感情は今まであっても、可愛いという感情を

抱いた事がないのでにひひマー一人と言うより、ベンとセットで可愛いんですけどね!

ロミを仮面舞踏会へ誘う時にピョンピョンするとこなんて、もう・・・もうラブラブ!


それほどロミオとベンに対し絶大な信頼を寄せてるんでしょうけどね。あと、中の人的にはシェリーにも(笑)



誰よりもキレ者で両家が対立する愚かさを分かっており馬鹿にしながらも、

それ以上に両家の対立構造を理解しており歪んだ世界を良しとしている。

青家の人間じゃないからこそ青家を愛してやまないが、青家の人間じゃないから線を引いてしまう。

誰より可愛くて愛嬌あるのに、一旦キレると歯止めが利かなくなる。


そんな危うさを内包したマーですから“ロミオの結婚”を聞いてから一気に自分の世界が崩壊してしまいダウン
2幕入ってからというもの、眼に鋭さが増してもキラキラしてた光はないんですよ。

底の知れない深淵を覗くかのような目をしててガーン


ずっと信頼してたロミオが自分が愛してやまない青家を裏切ったという気持ちが働いてしまい、持っていた

危うさが一気に爆発して自分にも(ベンにも)どうにも止めらなくなってしまったんでしょうね。



そこへきてばったり出会ってしまったのが、同じく暗い目をしたティボ。

いつも以上に挑発するマーに、ティボも普段なら流せたものこらえられず怒りを爆発させ爆弾


改めて思ったのが、あまりの力の差(身長差ともw)に、どうあがいてもマー勝てっこないよ~と叫び

いつもはベンと二人掛かりでどうにか均衡が保ってたものの、今回はマー一人。

肝心のベンはマーを止めるばかりで喧嘩に参加しようとはしない。


“なぜ?いつもは一緒に戦ってくれてたのに?お前も青家の一員なのに、ロミオの裏切りを許すのか?”

まるで“お前まで俺を裏切るのか”と、ベンの行動がいっそマーを激しく駆り立ててるように見え「アレ?」と。


過去のマーってティボへの怒りが先立ってるように見えたのですが、天マーは仲間の裏切りへの怒り、

自分を取り巻く世界への怒り、そして自分自身に向けてやり場のない怒りに見えたのです。

(コレって、仏verのマーがそうだった気がします)


そして最後。ベンの制止を振り切ったところにティボからの一撃が・・・



続く右矢印