挑戦と心理的安全性がどうつながるかということをテーマに、セミナーに登壇しました。カルビーの武田さんゼンテク石井さん、金さんにお誘いいただきました。たくさんの方にご参加いただき、チャットも盛り上がってとても楽しかったです!

 

心理的安全性のつくりかた」という本を出版されている石井さんのお話は、学術的裏付けがあることにくわえて、とても実践的ですごく勉強になりました。

 

 

石井さんの心理的安全性をつくる4つの因子を自分の言葉で言い換えると、下記のような感じです。

 

心理的安全性の4つのポイント

・話しやすさ

・協力関係

・挑戦の風土

・新しさの歓迎

 

昨日のセミナーでは「心理的安全性がない状態」とはどういう状態かというチャットでのワークも行ったのですが、下記のような意見が多かったです。

 

・声をかけるなオーラがある

・常に否定される

・そんなことも知らないの?とつめられる

 

確かに上記のような状態があると安心とは言えないですね。


サイバーエージェントでは「挑戦と安心はセットで考える」という人事制度設計のポリシーがあります。下記はこのポリシーをふまえた「人事制度マッピング」。どの会社でも使えるので、人事制度の俯瞰におすすめです。

 

 

横軸は挑戦する人事制度と安心できる人事制度、縦軸は感情の報酬と金銭の報酬。会社にある人事制度をこのマッピングで整理すると、会社全体の人事制度を俯瞰でき、何が強くて弱いかも確認することができます。

 

挑戦と安心はそれぞれ相互に作用しており、両方を高めるには工夫が必要だと考えています。

 

・挑戦しつづけるためには、安心が大事。

・安心があるからといって、勝手に挑戦が生まれるわけではない。

・安心の基盤を作った上で、挑戦しやすい環境が必要。

 

安心のためには健康という基盤が大事ですし、褒めたり存在意義を感じたりできるような表彰などの取り組みも大事。その基盤がある前提で、新規事業を生み出しつづけるような習慣や風土があると、より多くの人が自然と手をあげてくれるようになると考えています。

 

組織の成長と個人の成長においては、あくまで自然と手を上げたくなるようになる「自走環境」がとても大事だと考えています。大きな目標にワクワクしながら、仲間との信頼関係で迷わずに突っ走ることができる。そういう自走できる環境をつくることが、経営や人事、リーダーの仕事です。

 

今後も一人一人が挑戦できる環境づくりを進めていきます。