人事の仕事に向き合っていると、人それぞれの体調や健康管理に関する話題に触れることもよくあります。

 

以前から気になっていたのは、人によって体の強さが違うこと。風邪をぜんぜん引かない人もいれば、気をつけているのによく引く人もいる。

 

ちょうど雑誌ワークスで体調管理や休みに関する特集があり、とても面白く読みました。

 

ワークス154号
https://www.works-i.com/works/no154/


■体に出る3つのアラート

 

1)痛み→治療する

2)発熱→休む

3)疲労→我慢しがち


・疲労とは作業能率が低下している状態だが、多くの人が疲労に敏感ではない。

くつろぎや睡眠によって副交感神経を優位にすると疲労が回復する。

・癒し画像をみたり楽しい雑談をすると、副交感神経優位につながるドーパミンが出る。

癒し画像をみたり、楽しい雑談でもドーパミンが出て副交感神経優位になるというのは知らなかったです。

■睡眠のポイント

体の機能を整えるホルモンには、睡眠中にこそ働くものが多数あるとのこと。

具体例で掲げられていた睡眠と肥満のつながりについても興味深かったです。

 

・睡眠不足で食欲抑制のレプチンと、血糖値を調整するインスリンが減る=太りやすい
・睡眠時には成長ホルモンが分泌され、筋肉や骨が強くなり、代謝が正常化する=痩せる

 

睡眠と病気の可能性についても触れられていました。


・ホルモンバランスが正常になると、免疫力の向上にもつながる=体が強くなる。

・睡眠不足は風邪、インフルエンザ、がん、アレルギー発症の可能性が高まる。

・睡眠の質をあげるために一定の効果があるのが、昼寝。

 

上記の記事にも出ている西野先生の関連記事です。すごくわかりやすいです。

 

ちょうど社内報でも昼寝について告知しました。

 

ここまでの記事をみてみても、健康や疲労というのは「個人差がものすごくある」ということがよくわります。もともと強い体質でも睡眠によって変化するだろうし、弱いと思う人でも対策をきちんとすればよくできる。


もし上司や仲間に「健康管理をきちんとしたほうがいい」と言われた場合には、まず自分の疲労のコントロールがどうなっているかという「疲労管理」をしてみるのがおすすめです。周りに合わせるのではなく、どんな時に体調がよくて、どんな時に体調が崩れるのかを書き出したり、メモしてみる。

 

時に集中して一時的に無理をすることはあります。これはこれでものすごく成長するので外せません。ただ一発で終わったり、長続きしないのはよくありません。結論、無理しすぎないことが大事です。

 

あくまで継続的に成果が出ることがもっとも価値が高いので、継続して成果を出すためにはどうすればいいのかを設計するのがおすすめです。

 

成長も大事だし、健康も大事。どちらかに偏るのではなく、両方できるのが一番楽しい。「成長と健康はセット」という考え方を大事に、環境づくりを進めます。