人事の機関誌ワークス。いつも楽しみに読んでいる雑誌です。

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http://www.works-i.com/publication/works/

この中でも特に第二特集の「コーポレートスタッフをリーダー人材に育てる」という記事はとても大事なことが書かれている記事だと思いました。


コーポレートスタッフをリーダー人材に育てる(pdfです)
http://www.works-i.com/pdf/w124-toku2.pdf


この中でコーポレートスタッフ(つまり経理や人事などの本社機能)で成果を出す人の調査についてが興味深かったです。

ハイパフォーマーは「目標明確性」と「役割拡張自己効力感」を持っている

とのこと。もうすこし噛み砕くと

目標明確性は、ゴールを明確にもっていること。

自分が何をすべきなのかを明確に理解していること。さらに成長につなげるには現状維持ではなく高い目標を掲げていくことを繰り返す。

役割拡張自己効力感は、部署を超えて働きかけを行うこと。

自分の役割を超えて、組織に対して働きかけること。セクショナリズムを意図的に打破し、自らの気づきを組織貢献につなげること。


つまり、「目標があいまい」で「他部門に関与しない」というのはダメだということになります。


私たち人事本部では「人事幹部No.1の習慣」というリーダー育成のためのチェックリストがあります。

人事幹部No.1の習慣
http://ameblo.jp/dekitan/entry-11549648104.html

このリストのちょうど最初のふたつが「目標」の話と「役割拡張」の話でした。


確かに活躍する人事は、目標設定がとても上手。

人に対する業務だけに目標設定があいまいになりがちですが、私たちの人事でも毎月目標をもっているので何をやるのか、そして何ができればすごいのか(褒めに値するのか)を明確にしてもらっています。

そして他部署への貢献意識が高いと、自然に言動に出てきます。

たとえば私たちの人事幹部の定例でも、積極的に他部署に対して質問や提言をしているリーダーを見るとすごく視点が高いことに気づかされます。


今回のワークスの特集で改めて目標と役割拡張の重要性を理解できたので、今後も本社機能のメンバーの成長のヒントとして活用していきたいと思います。