ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則/日経BP社

先日より、社長藤田のブログにも紹介されていたビジョナリーカンパニー2を読み直しています。

その中で「第五水準のリーダーシップ」という話が出てきます。

要はできるリーダーを順番に格付けするとこうなるよ、というものです。

自分自身が下記の5つのどれに当てはまるかを考えながら読むといろいろ考えさせられます。


まずスタートの第一水準は、「有能な個人」。
生産的な仕事をする人。

第二水準は「組織に寄与する個人」。
組織目標のために自分の能力を発揮する人。

第三水準は「有能な管理者」。
決められた目標を効率的・効果的に追及する。

第四水準は「有能な経営者」。
明確で説得力のあるビジョンを提示し、より高い水準の業績を達成する。

そして、「第五水準の経営者」。
個人としての謙虚と職業人としての意思の強さという矛盾した性格の組み合わせによって、偉大さを持続できる企業を作り上げる。


あとに続く第五水準のリーダーシップの説明に、なるほどと思いました。


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第五水準の指導者は、自尊心の対象を自分自身にではなく、偉大な企業をつくるという大きな目標に向けている。
我や欲がないのではない。それどころか、信じがたいほど大きな野心を持っているのだが、その野心はなによりも組織に向けられていて、自分自身には向けられていない

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確かに社内外でできるリーダーとお話しすると、
自分軸ではなく組織軸で話をする人が多いことに気づきます。

組織視点で話す人は、視点の高さが圧倒的です。

その視点の高さは、成長に必要な要素のひとつ。
常に組織をどうしたい、こうしてやるという視点を持ってるがゆえに、常にイメージトレーニングしているといえます。チャンスをもらってからの初動も早い。


抜擢されたい、昇格したいと思うことはとても良いですがその前からの準備が大切です。


「なってから考える」のでは遅すぎであり、
「なる前から考える」のが活躍するリーダーがやっていること。


さらに視点高いリーダーが生まれるような環境をつくっていこうと思いました。