先日、当社のエンジニアや

デザイナーなどのクリエイター集団で

組織される新規開発局のリーダー陣と

月に一回の勉強会を行いました。



テーマは、

「周りのメンバー(同僚、後輩)への

依頼を効果的にするには?」



役職は異なりますが、

権限委譲」なども当てはまることばですね。



みんなに「すごい会議」形式で

書き出してもらってから発言してもらいましたが、

とにかくたくさんでました。



まとめてみると

(1)どう伝えるか

(2)どうフォローするか

という2点に集約されました。



出た課題はたとえばこのようなもの。



■どう伝えるか

細かい指示を出してしまい、依頼する側の負荷がかかってしまう
自分で伝えたつもりが、相手に理解してもらえない
スケジュールがタイトな場合に、どう依頼するか

■どうフォローするか

自分が忙しくて放置してしまう
途中で方向性がずれた場合に、どう軌道修正するか悩む
スピード重視で、自分でやったほうが早いと判断してしまう


私もとっても悩んだことです。



下記は私の体験談から共有した「権限委譲のコツ」です。



(1)まず自分と他人は「違う」ことを理解すること。

  自分ができるからといって、

  相手も「できる」と思うと痛い目にあいますよね。

  できるプレーヤーあがりのリーダーこそ

  これに縛られることが多いです。


(2)依頼するときは、「肝」のシンクロが大事。


  自分にとっての肝だけは外させないように伝える

  「これだけは外さないでほしい」の指示が大事です。


(3)心配なときには自分にとって「見える」ようにすること。


  とはいっても人に振るときは心配なときもあります。

  そういう時には2つのやり方がありkます。


  ①ホウレンソウのタイミングを握る

   進め方はとりあえず任せたいという時。

   いつ報告が来るかわかっていれば自分も安心しやすい。

   ただこの要求が強いと、縛られている印象をもたれやすいです。


  ②進め方を握る

   ①だけでは心配なとき(業務レベルが困難な場合など)。


   その1 「これ、どのように進める?」と聞く

   進め方が不安であれば、不安点をどう考えるか投げかける。

 
   その2 「この業務で想定される障害は何があるかな?」と聞く
   自分自身が想定できる障害をあらかじめ本人になげかけてあげる。

   障害を事前にイメトレさせてあげるわけです。

   「○○のようなケースになったらどうする?」など

   具体的に投げてもいいですね。

   これが特に私には有効でした。




私も営業プレイヤーあがりで、

「私ができるのだからほかのメンバーにもできるはず」

という勘違いをしていました。


なかなかうまくいかず、

試行錯誤した中での打開策が上記のやり方でした。



「任せる」と「支える」で

個人が望むバランスは人によって異なるため、

できる限り本人の意向も汲みたいと

いろいろ試してみました。



実際試してみると、

本当に人によって要望度合いが

まったく異なりました (^▽^;)



決して100点をとれるわけもなく

まだまだ改善の余地もありますが、

引き続き試行錯誤したいと思います。




みなさんの権限委譲のコツもあれば、

ぜひ教えていただければと思います!