SUMMER SONIC 2023 - 8/20 TOKYO - ももクロ | 接触が苦手だけどアイドルは好き

接触が苦手だけどアイドルは好き

接触が苦手な人のアイドルライブレポでしたが、もうほぼももクロしか行ってないです。

コロナによる人数制限や、マスクがなかったり、前方エリア制度が無いフェスが久しぶりすぎて、そういえばフェスというのは前方エリア争奪戦という世界だったと、サマソニ前日にふと思い出したので、自分のタイムテーブルを改めて見直してみた。

 

ももクロ(12:20~)から、ベビメタ(20:10~)まで長時間いるつもりの自分には入場列に並んだり、人と密着しながら2時間ほど立って待ってるのがあまりに過酷に思える。

 

とはいえ、できるだけ前の方では見たい。コロナ以前の世界では、ライブでの適切な立ち回り方や荷物の量などが、いつもちゃんと頭の中にあったが、そんなものは今やとっくに消えてしまっていたので、Twitterで大阪サマソニに参加してるモノノフの「着弾」などの投稿時間を調べ、モノノフ集合知に従って「最前じゃないけど、それなりに良さげな位置に付けそう」な、10時半に海浜幕張に着く程度のペースで一日をスタートした。

 

海浜幕張駅から、人の流れに乗ってダフ屋や「チケット買います」の人たちをかいくぐり、不安になるくらいのスムーズさでチケットをリストバンドに引き換えマウンテンステージへ。うまく行き過ぎていて、本当に忘れ物への不安が消えないので、何度も財布とタオルとペンライトを確認しながら歩いた。大丈夫だ。

 

マウンテンステージは幕張メッセの展示ホール1~3の3つを繋げたどでかい空間で、入っただけで迫力を感じる。

 

すでにオープニングアクトのライブは始まっており、ステージ前には人が詰まっているように見えた。

 

対してフロアの後方は人がまばらで、前方の盛り上がりから一転、静かな空気が流れているのを見て、2013年当時、モノノフの知り合い5人くらいで後方に座り、この後の動きなどを話していたことが自然に思い出された。

今はもう全員が他界しているので懐かしさを話す人もおらず、しょうがないのでブログに書いて成仏させる。あの時一緒に銀紙飛行船を振りコピした仲間達🙏

 

マウンテンステージには、そのあまりに大きい空間を支えるための大きい柱が2本立っており「ライブを見るのは後方で良い」「ステージサイドにあるモニターを見るだけで良い」とする場合でも、この柱をどう視界から避けるかを考えながら位置取りをする必要がある。

 

音響用のスペースがフロアの中心にあり、そこからまっすぐステージに向かって、スタッフやカメラが行き来したりする通路が設置されており、フロア前方はこの通路によって左右に2分されている形。

 

↓言葉だけだと説明が難しいので、マウンテンステージ図。画像の赤斜線がスタッフやカメラが行き来する通路で客は入れない

 

マウンテンステージ内の地理情報が一気に頭に入ってきて、この後どう位置取りすべきかだんだん混乱してきている。

 

オープニングアクトが終わると、前方から人が思ったよりごっそりいなくなり、あまりに急に、そして久しぶりに、最適な位置取りをしなくてはいけなくなったので混乱がヒートアップしたが、人がはけてもベビメタTの人たちが相変わらず柵に張り付いているのを見て、オタクたちが良く「柵取れた~」と言ってるのを思い出しすぐに柵に張り付いた。

 

これでももクロが終るまで一生張り付く場所ができたが、流し見するつもりだった「Nova Twins」が、日本のアイドルみたいに細い体から、嘘みたいに激しく噛み付いてくるような音+幻想的なメロディが妙に気持ちを昂らせてきて、想定外に盛り上がる事態になった。

 

ロッキンの反省を活かしてペットボトル2本持参していたが、1本目の水がみるみる減っていくことに気づいて、慌てて地蔵化に専念する。

 

そんな自分を尻目に盛り上がりが最高潮になってきた時、彼女たちが前図の赤斜線部分、スタッフの通り道に降りてきて、客に寄っかかるNova Twinsを支える人々がモニターに映し出された。多くがモノノフで、やはり前方の場所取り合戦があったのだなとそこで知った。

 

Nova Twinsが終わったが、柵に張り付いているベビメタTの人達は微動だにしない。この人たちは昼飯も取らずに20時からのベビメタ修行僧なのか?

 

徐々にももクロの時間が近づき、周りに人が増えていくものの、意外とカラフルな人々ではないので、大阪サマソニがアウェイだったという投稿を思い出して、ただでさえコールを叫び間違える率80%な上に、コロナでコールを忘れてしまっていて、周りを牽引したりできないと不安にかられていたが、後ろに「前回のサマソニがもう10年前か~」と話す強そうなモノノフカップルが登場したので一気に気が強くなる。3人で頑張りましょう。

 

以下セトリ。

今回は2012年、2013年のセトリも意識されているとのことなので、合わせてそっちも。(自分は行っていないが、今回の大阪のセトリも比較のために一応載せておく)

 

2023年

  • 8/19 大阪

  1. ワニとシャンプー
  2. 行くぜっ!怪盗少女
  3. キミノアト
  4. MONONOFU NIPPON
  5. ココ☆ナツ
  6. 労働讃歌
  • 8/20 東京

  1. BIONIC CHERRY 
  2. ココ☆ナツ 
  3. CONTRADICTION
  4. HAND 
  5. MONONOFU NIPPON 
  6. 労働讃歌
  7. 行くぜっ!怪盗少女 

2012年

  • 8/18 大阪

  1. BIONIC CHERRY 
  2. D'の純情 
  3. CONTRADICTION 
  4. ニッポン笑顔百景
  5. 労働讃歌 
  6. 行くぜっ!怪盗少女
  • 8/19 東京

  1. ミライボウル 
  2. BIONIC CHERRY 
  3. 労働讃歌 
  4. ニッポン笑顔百景 
  5. DNA狂詩曲 
  6. Z女戦争 
  7. PUSH 
  8. Z伝説〜終わりなき革命〜

2013年

  • 8/11 東京 ※2013は大阪はなし

  1. ワニとシャンプー
  2. ももいろ太鼓どどんが節 
  3. 上球物語-Carpe dime- 
  4. 5 The POWER
  5. 走れ! 
  6. 月と銀紙飛行船 
  7. ココ☆ナツ 
  8. 労働讃歌

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2023年のももクロちゃんが、ライブその後にで「なんで月と銀紙飛行船やったの?」と不思議に思っていたので、ちょっと過去セトリを振り返ってみる。

 

2012年はやや変化球、2013年はものすごい変化球、に見えるが、この頃の曲数を考えると、今のように大量の曲から厳選されたセトリを作り出すノリとは少し違うのかなと思う。

 

2012年、アルバムは「バトル アンド ロマンス」しか出ておらず、収録曲以外だと「Z女戦争(カップリングにPUSH)」、「笑顔百景」が出ただけなので、自ずと極楽門 + α みたいなセトリにしかならない。

比べて2013年は「ももいろ太鼓どどんが節」と、アルバムは「5TH DIMENSION」が出た後なので、2012年から変わり映えさせるなら「5TH DIMENSION曲(上球、5TP、月と銀紙)」は必須になる気がする。(同時期に出たももクリ曲は一旦除いている)

 

後、大事なのは2012年は紅白前、2013年は紅白後。ということだ。2013年のものすごい変化球セトリは、このセトリでも行けるほどに、破竹の勢いだったからかもしれない。

 

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実際サマソニ当日に過去セトリをわざわざ確認したわけでは無く、前日の大阪セトリを事前に見ていただけなので、バイチェ始まりには思いっきり真正面からパンチを食らった感じで、ノフカップルと私で悲鳴あげた。

 

自分の周りはぎゅうぎゅうになるほど人はこず、振りコピもできるくらいにスペースがあったので、何も考えずにフリコピできてウキウキだったが、経験則は言う、振りコピできるフェスは死ぬと(体力)。

 

ココナツでは、周りにいたカラーTじゃない人たちみんなが急に、ココココの手付きをして楽しんでくれていた。思ったよりみんな楽しんでる。

 

「ココナツってみんなどこで知るの?」と、いつぞや夏菜子ちゃんが言ってたけど、ココナツはキャバクラ、ホストなど夜の街、酒の席などでめちゃくちゃ広まってった印象で、ある意味怪盗よりも「誰の曲かは知らないけどココココね」みたいな認知度あるのでは?と思っている。

(夏菜子ちゃんもその質問をした時、本当はなんとなくそれを知ってそうな感じだった。どこまで知ってるの?)

 

コントラは「私たちが大好き」過ぎて、他のお客さんたち楽しんでくれてたのか全然分からないが、この曲でもだいぶ悲鳴が上がったと思うし、うりゃおいの迫力でなんとか「なんかすごい」と気圧されてて欲しい。

 

あまりの興奮に「今やってくれてる曲たちが過去サマソニセトリから来てる」かどうかは、その時は全く判断ができなかったが、2020年のTIFにて「2010年のTIFを振り返るセトリ」をやってくれてたし、同じ10年振りのサマソニもその意気込みだろうと期待感からの勝手な確信をしていた。

 

なので、そろそろ「どどんが節」か「5 The POWER」が来るのでは?と思っていたら、一気に音が無くなり、ドラムのリズムだけが聞こえてきたので「5 the Powerでは???」と思ったが「HAND」だった。

 

フリコピできるスペース & 冷房の聞いた室内という条件が揃ってるお陰で、動けすぎた身体が気づいたら汗だくな状態だったので、ここでスローテンポな曲が無かったら死んでたかもしれない。命が助かる流れだった。

 

サマソニでいきなり「HAND」で大丈夫?と「5 The POWER」を待ち望んでる人間とは思えないことを考えていたが、CM曲だから意外と認知があるのかも知れない。とはいえ、フェスにおいてのゆったりした曲の選曲は、ももクロ側の「厳選してます」の意志がアゲ曲より強く感じられる。

それが、大阪はキミノアト、東京はHANDか。

 

「HAND」が来たことでほぼほぼ「5 The POWER」が出てくる可能性は無くなったが「なんとなく5 The POWER ぽい HAND ってことだよね?」と謎の共感を示していた。

 

労働讃歌が流れてきて、やっと「あ、なんかサマソニっぽいかも?」と自分の霞のような記憶が呼び覚まされてきた。

改めてセトリ見直すと労働讃歌=サマソニと言っていいくらい皆勤賞な労働讃歌だ。今年も大阪、東京どちらも選曲されたことで、この式の強度がさらに増した。

 

最後はここに居る全員が楽しめるように怪盗少女。フェスにおいてのこの曲は、ももクロちゃんとファンの一体感を見て欲しい(とももクロちゃんが思ってて欲しい)ので、すごく(その期待に応えるために)張り切る。ロッキンの前方エリアだと周りがみんなモノノフなので、そう言えばこの感覚が無かった。

 

野外ではない分、日照りに頭がやられたりすることがなく、ものすごく安全に運動できた感がある。詩織ちゃんが室内だから大阪より涼しいと思ったら全然そんなことない!こっちのほうが暑い!と言っていて、涼しい分めちゃくちゃ動ける反動がくるので、分かる。と、思ったが、多分ステージの方がライトが当たったり、暖かい空気が上にに行ったりして、こっちの客側より何倍も暑いんだろう。

なので本当は全然気持ちは分からない、暑い中ありがとう詩織ちゃん。

 

改めて、ライブ中ではない冷静な頭で「2023年セトリ」と「過去サマソニセトリ」を見比べてみると、HANDとモノノフニッポン以外は曲そのものが引用されていて、思ったよりガッツリ過去サマソニセトリだ。

それに、HAND は 5 The POWER だし、モノノフニッポンは笑顔百景か。

 

海外からのお客さん & アーティスト多いなら、モノノフニッポン、笑顔百景、どどんが節と、和、和、和で行ってくれても良かったし、海外バズを巻き起こした笑顔百景こそやってるの見たかった気持ちがあるし、偏ったセトリで超面白かっただろうけど(私が)、まぁそれはいいか。

 

ライブが終わったら、一気に柵を守ってた人たちも散って行き、みんなベビメタまでの8時間修行僧をしていたわけではなく、ももクロを見に来てくれてたんだと分かってちょっと感動した。

 

周りのベビメタファンも、その他のモノノフでない人たちも、みんな桃をしっかり作ったりしてすごく好意的というか、ももクロが変なこと言ってくるのを楽しく受け止めるために、ここにきた。という感じがしてすごく平和だった。

 

と、しんみりしていたが、色々推しジャンしまくったり、バイチェでみんながあんまり歌ってない中歌ってたりしたことが急に思い出されたので、なるべく早くその場を離れた。

 

その後、のんびりめに8時間過ごし、ベビメタを見て帰った。

8時間って大変だったな~身体ガチガチ。と思ってたけど、ももいろ歌合戦の放送時間と同じだと知って、ももいろ歌合戦への得体の知れない恐怖心が高まりながらサマソニが終わった。お疲れさまでした。