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OSYARE・X

(オシャレックス) おしゃれな日常・あこがれから創生へ変化する時代の形。日々求められ供給される新しいファッション(謂わば人々の心を写す鏡)。人間の心と体の要求に応えられないと流行らない。

衣食住の「衣」に係る人間の心が産み出す世界には、可視できる世界と不可視な世界があって、特に見える世界をファッションという形で表現するのであろうし、見えない世界にある大袈裟に言うと全人類的な「原動力みたいなもの」が創り出す現象を流行と言っているのかも知れない。

人間の眼には見えないが「新しい現象を創り出す根源的なパワー」というものが、人間をして、あっと驚かせる変化を齎すために、どのようなプロセスを辿り、何をどのようにして醸成されてきたのか、実に興味深いところである。

 

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天才が直観的(直感的)に閃いたという場合や秀才がたまたま偶然に出来たなどという場合の単独かつ一方向的なものと異なり、人間社会の「流行」という現象の背景にある根源的なものには、人間の心の波動というものとそれに呼応する共感というものが一定期間継続的に維持されるという相乗効果が不可欠であり、人間の行動様式の深部まで入り込むことができた場合には、流行から慣習、風土を醸成していくことになるのだろう。

 

年代流行

 

 人間はさまざまな次元において、模倣性を背景とした細分化の進んだ斬新さに支えられながら独創性を発揮し、常に新しいものを産み出す努力をしている。

 

人間社会の衣における見えない世界から暗示されるものは、ファッションの基本がビジュアル的に適格に反映されているかどうかである。また、それらを問い続けながらも、新しさ、或いはファッションをまとう人間の品格(体形、人間性・個性・性格・気質等々)というものが表現する世界が時代をリードするとともに、一般市民の「衣」の世界を「補う」、「支える」もしくは「個性を引き出す」という観点でも役割を演じて、現実社会の精神文化を牽引するリーダーとしての役割も併せ持っているということである。

 

人間が、一つの固体としてその存在を検証し始め、生の終期まで存在の証明を続け、やがて死を迎えるその瞬間まで足掻き苦しむことになるのだが、まるで生きもののように流行する「ファッション」が、どのようなメカニズムに因って誕生するのか、また、その発生から衰退まで、実に興味深いので今後もよくよく注視していきたい。