間に合わないかと思っちゃった^^;
今回のストーリーは難しい。
パンとデラというゲストを含めて、始まったミステリーゲーム。
天達の高校の同級生である蔦が
ここの持ち主だった人間から数年前に買い取った別荘。
そこでその持ち主の妻が殺されたという。
その謎を解いてほしいというが、それは蔦の話だと整は気づく。
しかも、それは自殺…もしくは、蔦の管理下から逃げようと失敗したのか…そのどちらかだという。
そして今飲もうとしているとワインに毒が入っているから飲むなと。
どういうことかと問うと、飾ってある花の絵画でわかるという。
それは全て、暗い花言葉ばかりで
終わりの方は『道連れに』みたいなものが。
だから、20年の結婚記念日に飲むであろうそのワインに毒を仕込んであるのだと。
その推理に、蔦と天達は拍手する。
呆気にとられる整だが
最初からゲームだと言ったじゃないかと、ネタバラシ。
だけど、橘高だけは硬い表情だ。
その理由は、冗談でもなく
天達のパートナーであるキワが5年前にここで亡くなったからだという。
キワは、整くんが小さな頃から何かと面倒を見てくれる人だった。
整くんがお墓参りをするほど、懐いていた。
そのキワさんが何故亡くなったのか。
犯人がキワさんの隣に横たわり死んでいたが、それは夾竹桃の毒が原因ではないかと事件は閉じた。
キワさんは生前心療内科医をしていて、そこで診察した患者にストーカー行為をされていたという。
そのストーカーから身を隠す為に、友人の蔦の住む家に匿ってもらっていた。
そレを知るのは極わずかな人間だったのに、ストーカーに場所が知れてしまった。
勝手口の鍵をドライバーでこじ開け、中に入り…。
ここで不思議だったのは殺されたと言いながらも死んだ理由は夾竹桃が暖炉で燃やされた毒のせいだということ。
外的要因ではない。
犯人が場所を知って、キワに会いに来くるということは殺したいと言うよりは『会いたい』が理由だったのでは？
しかも、その毒が回ったのは煙突が『たまたま塞がれていたから』という。
【たまたま…】
冬に暖炉を使うのに、煙突の確認もせずに薪を焚べるだろうか。
時々映る
『殺すのか』
『殺されるのか』
『やっぱり殺すしかないんだろうな』
パソコンに入力する指と文字。
パソコンの横には赤い手帳らしきもの。
これは何を意味しているのか。
犯人と思われる人物は
左腕を右手でぎゅっと握る癖があった。
それは癖なのか、それとも抑えきれない感情からくるものなのかはわからない。
集められた人間はゲストも含め誰もが怪しい。
ミステリー好きのサイトで知り合ったという、パンとデラ。
だが、橘高が二人に蔦とどうやって知り合ったのかと訊ねると
【アイビー張り巡らせようの会】で知り合ったという。
この違いはなんなんだろう。
整くんは天達さんに
『一人だけ嘘をついてる人がいるからそれを見つけてほしい』
風呂光さんは反対に
『一人だけ真実を言ってる人がいると思うから、それを見つけてほしい』と言われて参加した。
どこにどんな【真実と嘘】が隠れているんだろう。
それに、パンは小説家なのか、それとも記者なのか…パソコンを打ちながら女性が写った一枚の写真を眺める。
一体、誰なのか。
そして、パンと同室だったデラ。
デラは、整くんが一人で寝たいときにはソファで寝ていいよと天達に言われていたそのソファに横になっていた。
驚く整くんに
『パンが仕事してるで、明るかったら寝れないから…』ここにいると答える。
だが、メガネをかけたまま横になってたデラ。しかも、そこは暗いわけではない。それなら、『明るかったら寝れない』の言葉は嘘になる。
蔦も気になるが、橘高はもっと気になるように描かれている。
何が気になるか？
あの潔癖さ。
前より酷くなってるよなと言われるほどの潔癖症。
ベッドも使わないで良いように、テントまで持参。それだけじゃなく、マイ皿、マイカップ、マイ箸、マイボトルも。
家に入るときは、雪を持ち込まないように靴を泥落としでしっかり落としてから入ってくれと整くんたちにも注意する。
そう言いながらも
『こんなもの、前あったか？』と天達に聞く。
天達は冬はここから入らないから気づかなかったんじゃないか？という。
冬は、犯人が使った扉から出入りしていたようだ。その事を知っているのも限られたメンバー。
だが、橘高は
『そういえば、俺冬に来たことないな』と呟いた。
でも、キワさんが倒れていた場所をしっかりと整くんたちに説明した。
その亡くなった日は犯人の靴に雪がついていた冬。
なぜ、そんなにはっきりと言い切れるのか。
その日に居たとしか思えないんだけどな。
何かが原因で潔癖症が悪化したんだろう。
もしかしたら、その潔癖症で心療内科に通って居たのかもしれない。
だけど、そんなあからさまに犯人に繋がらないよね…
だからこそ、難しい…。
最後の
『ダンゴムシになっちゃだめ！大人なんだから、ダンゴムシになっちゃだめ！』って丸まりながら言ってる整くん、可愛かったな。
