押尾学と矢田亜希子に学ぶ?その2
【押尾学と矢田亜希子に学ぶ?その2】
前回の続きです。
昔、私が東京で働いていた時に、確か入社3年目ぐらいに、いくつかの同業他社が集まって行う某開発プロジェクトに参加しました。
私の会社からは、ほとんど新人ばかり10数名が参加し、私は自然とリーダーというか管理者になりました。
別に仕事が出来るからではなく、会社の管理がいい加減だったのです。
まだ、若かった私は、時には仕事の出来ない部下を怒鳴りつけました。更に、本社から電話があると、上司に文句ばかり言っていました。
そのせいで、他の会社の女の子たちには「若いのに仕事が出きるが恐い人」という評判だったようです。
顔もコワモテなので。
さて、プロジェクトも終わりに近づき、何人かのメンバーがいなくなるので、送迎会を行うことになりました。
以前、結婚退職した女の子も参加したのですが、お腹が大きい妊婦でした。
送迎会の場所は居酒屋だったので、その子が楽に座れるように座布団を重ねて背中においてあげたのです。あくまでさりげなく。
それを見ていた、ある女性が「○○さんって本当は優しい人なんだぁ」と思ったんだそうです。
周囲の評判が悪くても、「この人は本当はいい人。だって私は彼のこういう優しいところを見たんだもの。」と思ってしまえば、もう自分の考えが真実であると信じちゃうわけです。
ホストに貢いでいる女の子も、いくら周囲の人に「あんた絶対騙されてるって!」と言われても「私だけが彼のいいところを知っている」と思い込むのと一緒です。
きっと、押尾学も、彼女にしかわからない優しさをどこかで見せているはずです。
けれど、キャバクラで「俺、昔、族のヘッドだったんですよ」って言ったらドン引きされますね。
いきなり悪ぶって無理にギャップを作って、キャラに合わないことをやっても、しょうがありません。
ともかく、「自分は優しい人である」というのを、言葉ではなく、態度と行動で示し続けることです。