12時までのシンデレラ その2 | キャバクラ嬢を口説く為の500の方法 すすきの恋愛論

12時までのシンデレラ その2

店に、彼女の指名客の奥さんが怒鳴り込んできたのです。


ありとあらゆる罵声を彼女に浴びせ、旦那さんと黒服に連れて行かれるまで散々暴れました。


まあ、たまにはこういうことがあったのかも知れません(?)。


ところが、一週間もたたないうちに、今度は別の指名客の奥さんが店に現れました。
同じように、罵声を彼女に浴びせました。


どうも、その内容を聞いていると、普通の色恋営業に怒っているというより、お金がからんでいるような感じでした。


そして、彼女は店に出勤しなくなりました。


聞いた話によると、彼女は、『黒革の手帖-釈由美子』と同じで、お店を出してもらう約束を複数の客にとりつけていたみたいです。

どんな手段を使ったかは知りません。


この店の客は、ある程度の地位にいる金持ちの客ばかりなので、そういうこともあるんでしょう。


今となっては、全く驚きませんが、当時私はまだ若いあんちゃんだったので、これがトラウマとなって、水商売の子にいれあげるということがしばらくはありませんでした。