今回は

 

集団授業

担当している先生方の中で

 

生徒間に学力差があり

 

どの生徒のレベル

合わせた授業

行うのが正しいのか?

 

お悩みの先生方へ

熱いメッセージです。



 

それでは参ります!

 

 

少子化に伴い

学習塾業界も

 

大きく変化

してきています。

 

 

 

私が

子どもの頃

 

塾の主流は

集団塾でした。

 

と言えば

集団指導

当たり前の時代でした。

 

 

しかし

 

今は

個別指導の塾

が拡大しいます。

 

 

 

車を

走らせていて

目に入って来る

 

塾の

多くは

個別指導の塾です。

 

 

 

 

そんな

社会状況もあり

 

 

 

塾の先生

を取り巻く状況も

 

いろいろと

変わって来ました。

 

 

 

 

学習塾

というのは

 

 

昔も

今も

 

 

先生・講師の

入れ替わりが多い

業界です。

 

 

 

 

集団授業を

やってきた先生が

 

個別指導の塾

転職する

際には

 

困ること

あまりないと思います

 

 

 

個別指導

経験しかない

先生が

 

集団授業

塾に

転職した

際には

 

教える技術面

苦労することが

多いかも。

 

 

 

それぞれの

指導上の特徴を

以下にまとめてみます。

 

 

 

【個別指導】



個別指導の授業は

60分、80分、90分など

時間幅はいろいろですが

 

1回の授業の中で

 

「授業(導入と解説)」

「生徒の理解度チェック」

「質問対応」

 

これら3つの作業

同じ時間内

しなければなりません。

 

 

 

さらに

個別指導なので

 

目の前の生徒

リクエストに応じた授業

 

目の前の生徒

学力に合わせた授業

 

提供しなければなりません。

 

 

 

 

 

 

これに対して

 

【集団授業】



集団指導の授業では

 

一般的には

1回の授業の中で

 

「授業(導入と解説)」

「机間巡視=生徒の理解度を見回る」

「質問対応」をするように

 

授業研修で言われるようです。

 

 

 

しかし

 

このような

仕事内容を

 

社員や講師に

会社が求めるのなら


それは

会社悪い

と私なら言います。

 

 

 

 

 

なぜ

集団授業

 

1.授業(導入と解説)

2.机間巡視=生徒の理解度を見回る

3.質問対応

 

これらをするように

求めることが

 

なのか?

というと

 

 

 

 

ひとごとで言えば

 

集団授業の中

机間巡視

させている

ことがなのです。



 

皆さんの中で

 

授業中に先生が

 

机間巡視をして

 

生徒の理解度を

個別に確認して回るのは

 

当たり前でしょ

 

と…思われる方も

いらっしゃるかも知れませんが

 

 

 

集団授業の時間内に

 

机間巡視という

個別指導取り入れて

しまえば

 

 

マジメな講師ほど

 

目の前の生徒


ひとり一人の理解度が

気になります。

 

 

 

もちろん

 

生徒たちの学力層が

似通っている場合には

 

何も問題はないと思いますが

 

 

 

学力層の異なる

体験生が居たり

 



学力別の

クラス分けできない

などの塾事情があり

 

 

極端に

学力が高い生徒

 

その逆の生徒

 

他の生徒に混ざって

授業を受ける環境に

 

 

マジメな先生が入ると

 

 

どうなるか…

想像できますか?

 

 

 

そうです。

 

生徒から

不満が出てきます。

 

 

 

授業が

 

簡単すぎる…とか

難しい…など 

 

個別の不満が出てきます。

 

 

 

 

なぜか?

原因がわかりますか?

 

 

 

 

えっ?

生徒の

学力が問題…



 

まぁ、確かに

 

そういう

こともできますが

 

それだと

生徒が悪い…となってしまい

 

生徒が…可哀そうです。

 

 

 

 

塾側の人間なら

 

絶対に

口にしては

…いけない言葉です。

 

 

 

 

それでは

 

何が原因なのか?

どうすればよいのか?

 

を説明いたします。

 

 

 

 

 

はじめに書いたように

 

集団指導と

個別指導とでは

 

授業スタイルが

授業が合わせる対象が異なります。

 

 

こちらを立てれば

あちらが立たず…

 

 

 

わかりやすい例は

 

夏や冬場の

エアコンの

温度設定です。



 

ある人は「暑い」といい

 

別の人は「寒い」という。

 

 

 

大勢の人間がいる

空間の温度設定は

 

ひとり1人の希望に沿うことは

 

絶対に不可能です。

 

 

 

このような場合は

 

この教室の温度は

26度に設定しています。

 

寒いと感じる場合には

薄手の上着を1枚ご用意ください。

 

と掲示して

自覚を促す

対応も必要です。

 

 

 

 

 

話を元に戻します。

 

個別指導の授業は

 

目の前の生徒の理解状況や 

目の前の生徒のリクエストに応じて

 

授業のレベルを変化させて行うことが必要です。

 

 

 

これに対して

 

集団授業

 

目の前の生徒

ではなく

 

講座の目的に沿って

または

年間カリキュラムに沿って

 

一定水準

授業を行うことになっています。

 

 

 

 

しかし

 

ここに机間巡視

が加わってしまうと

 

 

 

机間巡視

個別指導なので

 

 

 

集団指導の

授業経験が少ない講師

にとっては

 

集団授業の定義

=講座の目的に沿った授業

 

という意識が希薄になり

 



絶対に不可能な

個々の生徒に配慮した

授業を模索するようになります。



 

そして無意識のうちに

 

集団授業と

個別指導との 

違いを忘れ

 

 

 

次第に

 

どの生徒

合わせ授業

を行うのが

正解なのか?

 

という愚問

 

本気悩む

ようになります。



 

しかし

 

なぜ愚問なのか?

 

それは

エアコンの

温度設定

エピソードと同じ



集団授業

にも

合わせないから!

 です。


 

ひとり一人の「要求」に

答えることは不可能なのに

 

 

そもそも

 

ひとり一人の「要求」に

配慮をしなければならないのは

 

個別指導の方なのに

 

 

 

 

 

集団授業の時間内に

 

机間巡視などを「させる」から悪いんです。

 

 

 

 

悪いのは

生徒ではありません!

 

 

 

集団授業の時間内に

 

机間巡視

強いる塾側が悪い



 

集団授業の時間内に

 

思いつきで 

机間巡視

してしまう講師が悪いんです!



 

個々の理解度を

確認する目的で行う

机間巡視や質問対応は 

 

 

個別指導の部分なのだから

 

集団指導の授業時間とは

 

別の時間を設けて

行うべき仕事なんです!

 

 

そして

集団授業

 

目の前の生徒の

誰かに合わせようとするのではなく

 

講座の目的や

年間のカリキュラムや

使用教材のレベルに合わせて

 

授業レベルを

上げたり・下げたりせず

 

予め決められた

授業水準通りに

 

授業を行うのが正しい姿です。

 

 

 

 

集団授業では


先生が生徒を

見て回ったりはしません。


先生が生徒の

レベルに合わせたりもしません。 





 

集団授業では


生徒が

授業のレベル

に合わせるんです。 


生徒が

先生の方を見るんです。



生徒が

先生から学びを得よう

とするんです。

 

 

 

集団授業を行う

先生が


生徒に目を向けては

いけません。

 

生徒が

こちらを見るように

働きかけます。


生徒が

自ら学力を伸ばそうと

背伸びをするように

働きかけます。

 

集団授業なのに

先生の方から

生徒に

歩み寄ってしまったら

 


それは

生徒の学力を

引き上げるのではなく



逆に

生徒の学力を

引き下げるようなものだと

お考えください。

 

 

 

はい、今回はここまでです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。