第141回山本会 「シェフが作る料理に合わせてペアリング②」 | 内なる石のひびきに、熱き心がやどる

第141回山本会 「シェフが作る料理に合わせてペアリング②」

ちょっと日時が経ってしまいましたが第141回山本会のレポートです。

まずは1皿目。

「緑野菜と小海老のアンチョビマリネ」

 

こちらに合わせたワインは1本。

 

Assyrtiko 2023/Nikoaoy

 

白い花などの香りだが厚みと苦味のあるワインで、なのに酸が非常に高い。甲殻類との相性が良いと考えられるワイン。

ミネラリックでオイリーさも兼ね揃える不思議なワイン。つまり暑い産地なのに酸があるような・・

 

なるほど!!アシルティコかあ!!

相性もぴったりでした。

 

続いては

「カレイのソテー フレッシュトマトとケッパーのソース」

 

この料理には2本のワイン。

 

Natural Reserve NV/DAOSA

 

イーストが香るシャンパーニュかと思う泡。ミネラル、甘みを感じる香りなのに味わいはドライ。でも少し甘みを余韻に感じます。すっきりしゃっきりスタイル。

 

ピノ・ノワール67%を感じさせないキレの良さでしたがこの膨らみあるボディとカレイが合うように感じます。

 

もう1本は

 

Second Vin 2020/平川ワイナリー

 

枇杷のような寒い地域に感じるフルーツの香り。フルーティーでふくらみがあり、果実の甘みを感じます。

 

泡は当然合うとしてこのワインもトマトやケッパーなどの要素にぴったり寄り添うスタイルでした。

 

「牛肉ラグーと茄子のフジッリ」

 

こちらも2本のワインで。

 

Ciro Rosso 2020/Melisseo

 

唐辛子の産地でもあるためにガリオッポという品種は唐辛子料理に合うと言われますが、スパイスを足すように合わせるペアリングでしょうか。熟成やきのこのような香りがあり、煮込んだ土っぽいニュアンスも合います。濃厚なワイン。

 

と先に書くとあれなんですが、ガリオッポってブラインドで当てる人います?

藤井シェフ、一口飲んだだけでこのワインを「ガリオッポじゃね?」って一発です。

信じられません!!

 

もう1本は

 

Brunello di MOntalcino 2012/Il Poggione

 

やや動物の脂系だったり埃っぽい感じの古いスタイルの香りを感じます。濃厚なのに酸があり、力強さと熟成感があります。

これは王道ですね。ラグーには合います。

 

そして・・・また

このワインも一口飲んで「ブルネッロ!」って一発です。

それもすごい!

 

どうなってるんでしょ、シェフ。毎回驚かされますがここまでとは・・

で最後は

「大山地鶏もも肉 トマト風味のカチャトーラ」

 

こちらにも2本。

 

Ageno 2019/La Stoppa

 

ここに来てオレンジワインですか!シェフが出してくれたワインです。ジャスミンや渋いお茶のようなカテキンの香り。フルーティーなスタイルのオレンジ。なるほど鶏肉には良いですよね。

 

Vino Nobile di Montepulciano 2020/Salcheto

 

最後は自分のワインです。渋皮のような渋さがこもったような香り。じっくり浸みたような味わい。タンニンは強いけどナチュラルになじんだような懐かしいようななまめかしいようなワイン。

 

これはもう王道なので鶏肉にもトマトにも合いますよね。カチャトーラってトスカーナの料理だからさらに。

ということで少人数で開催しましたが、シェフのブラインドテイスティングに舌を巻きました。

すごい。