harunaでペアリングディナー @白金 | 内なる石のひびきに、熱き心がやどる

harunaでペアリングディナー @白金

幼馴染の春名シェフのお店、harunaでペアリングディナーを企画しました。

進行役だったので写真撮るのをすっかり忘れてしまいましたが一部・・

マテ貝に合わせたのは桃の香りがするGドシャトー・ギロー。

このワインは本当に貝類に合います。貝の脂肪分と甘みを持ったワインは意外にもぴったりなのです。

そしてメインは仔羊。シェフの火入れは完璧なのでこの赤い肉がいいんですよね。

王道の組み合わせがメドックの赤ですがよくあるのが熟成したものを合わせる組み合わせです。メドックのワインは熟成した方がおいしいのは確かですが、仔羊なのですから熟成したものを選ぶ必要はありません。むしろカベルネ・ソーヴィニヨンの若々しさに含まれるミントの香りだったりタンニンの量を合わせる方が理にかなっているのです。

そして最後はイカとイカ墨のパスタ。

これは何を合わせるのが正解か難しいところです。赤だとマスキングになりますし、白だとイカ墨に負ける可能性があります。

(これが答えというわけではありませんが、僕なりの推察です)

 

イカ墨はとことん旨みなわけです。旨みには瓶内二次発酵やシュールリーを合わせることが王道ではありますが、ここまで強いと違う選択肢を考えてしまいます。

 

イカに合わせるのに弾力があるので甘みがある方が合わせやすい。そして噛み応えがあるのでタンニンも欲しい。でも赤だとちょっとマスキングになるとすれば・・・オレンジワインというのが僕の推察です。

 

そしてペドロヒメネスのオレンジワインという・・・かなり変化球ですが、このワインを合わせることでばっちりでした。

haruna shirokaneをどうぞよろしくお願いします。